京都で初めて納豆が売り出されたのは、当社わら納豆でした。

昭和28年に別の会社のわら納豆で食中毒がおこりました。

そのため、京都ではわらに直接納豆を入れることが出来なくなりました。

衛生上の問題から、中に皮膜で包んだ納豆をわらでくるんでいます。

元々はわらに煮豆を包んで保存したところ、納豆になったと

常照皇寺に、その書物が残っているので納豆発祥の地は京都であると

あちこちの大学の先生も仰っています。

納豆発祥の地

そして豆を御所に納めたというところから、納豆という呼び名になったのです。

 

今回ホームページのお問い合わせから

このわら納豆を懐かしく思い購入された方から、中の納豆が

わらに直接ではなくラップで巻いてあったことに対して残念な思いと

値段が高くなっても、本来のわら納豆を作って欲しいと要望がありました。

 

私どもとしては、京都でわら納豆を作るためには、現在の皮膜に包むという

方法しか無く、それでも昔の姿を残したいために作ったものであること

紙の帯には書かれていますが、今後は誤解を生じないように

ホームページ上でも説明を加えることを検討しますと

お答えしました。

ちょうど現在ホームページ新旧商品の入れ替えを行っており

商品ページは準備中になっておりますので、

早速検討に入ります。

ご購入いただいた方が楽しみにして食べようとされたわら納豆が

わらは単なる飾り物だったと知られた時の落胆ぶりが

目に浮かぶようで本当に申し訳ございません。

水戸はそのしばりがないので、水戸のわら納豆は昔ながらの

わら納豆です。

当社と親しくしていただいている天狗納豆さんのわら納豆も

私が2月に工場を訪問したとき大変丁寧に衛生的に作られていました。

いつか衛生上、問題が無く、京都でも製造を認められた時、

当社が京都で初めて作った納豆を、復刻版として作れるといいですね。

 

明日も京北で美味しい納豆を作って参ります。

今後とも、牛若納豆ご愛顧賜りますよう

お願い申し上げます。

 

 

今日、エムジーさんで見つけました、当社ほし納豆です。

お酒のあてに、お茶漬けに、色々な用途があります。

まだ売り出して間がありませんので、あまり見かけることは

ないかと思いますが、是非1度ご賞味下さいませ。