何をしてもいつも途中でケツ割ってた根性無しの俺に親父がボクシングを勧めて来たのは中3の時でした。
最初はケンカ強くなったら格好良いなぁ☆っていう安易な考えで始めたけど知らん間にボクシングに夢中になってました。
家の近くの小さいボクシングジムで始めた俺は適当にしか練習せずほとんどジムの先輩と喋ってました。
同じジムに1コ下の奴が居てそいつは経験歴も長くTV番組の『具志堅用高をつくる!』って番組で決勝か準決勝まで行った奴やった。
小さいジムやからそいつがチヤホヤされてるのがムカついて入って2ヶ月くらいで会長に直訴しました。
『会長!あの子とスパーさせて下さい。』
始めて2ヶ月くらいでしかも練習なんかほとんどせんと喋ってばっかの俺が初スパーでその子とやるなんて今考えればアホやけど、その時は何故か自信満々でした。
初めてのスパーは1R目でガス欠になり2R目にはボコボコにされて倒されました。
むちゃくちゃ情けなくて泣いたのを覚えています。
それからはその子にやり返す事だけを考えて練習も頑張って朝も走りました。
それで3ヶ月くらい経ってからその子ともう一度スパーさせて貰いました。
続く