~また会う日を楽しみにしてるよ~


そう言い放ち闇の中に消えていった。


そしてリンはゆっくり目を閉じた。


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こうして今に至る。


「お前、あの時何があったんだ?」

ミカが真剣な顔でたずねる。

「よく覚えていないんだ」

リンはあの時の記憶を忘れていた。

リンの記憶にあるのは謎の男だけだ。

「一体あの男はなんだったんだろう」

「あの男ってなんなんだ?」

ミカがきく。

「あぁ、いきなり後ろから声がして、

振り返ったら男がいて、いきなり

攻撃されたんだ。」

「よくわからないな、夢でも見た

んじゃないか?」

ミカがあきれる。

「嘘じゃない!あの男は僕たちが

選ばれたものだって言っていた」

「選ばれたもの!?僕たちって俺もか?」


「多分、そうだと思う」


そう、リンとミカは選ばれた者。

デストーガによって力を与えられた。

ここから二人の物語が始まる。


序章 終