純粋に、橘大五郎さんの劇団を見に行きました。

本当ですってば~

 

小泉たつみはゲスト出演していません(笑)←笑う所か?そうです!笑う所です

だってぇ、私が「たつみ様」抜きの所へ見に行くなんて、奇跡でそ?

ほら~笑うじゃん

 

今回は、演目に惹かれました。

 

『残菊物語』

 

これは、私の中では映画版が浮かびます。

 

長谷川一夫、淡島千景

 

TEBで、やってくれまいかなのぉ~~と、切望しながらも・・

全然気配なし・・

ダイヤと、小龍でしょう!!

なぜ、やらぬ~~!

 

大五郎さん劇団は、昔から有名な名作舞台を、しばしば上演するので

以前は、『鶴八鶴次郎』を見に行きましたわ。

この時は、お相手が大五郎座長のお母様。素晴らしい方でした。

 

で?今回、お徳は誰が?

ゲストの三河屋諒さんでした。

 

良かったです、さすがでした。

諒さんは、いぶし銀の様な演技と、その風情が魅力ですね。

 

言っちゃぁ、何ですが

ごくごく、それこそたま~~~に、他劇団を見に行く時があります。

そんな時、いつも後悔する私

 

客がバカ笑いしていると、シラ~~っとするし

台本を読んでいるだけの台詞を聞いていると

内心の声が叫びだす。

 

「ひっこめ~~たつみ出せ~!!」(居るはずない・・ないけど心は叫ぶ)

 

 

今回、

皆さんがそろって、見事!と言うわけではない。なのに

淡々と・・と言うか、当り前に『芝居』を見ていられたのです。

別にご贔屓がいるわけでもない、あの役者ステキ!も、ない・・

ただ、お芝居を、純粋にお芝居として観ている客の独りが私

 

退屈もしない、ときめきもしない・・

でも、心の叫びも起こる事なく、

静かに落ち着いて、芝居を見ていました。

 

珍しいなぁ・・と、後から気付きました。

 

ぶっちゃけ、大五郎さんてオーラないなぁ・・って以前から思っていた。

不思議な人だ

まぁ、オーラがないと言えば、若ちゃんだって出て居るのは、「面白いオーラ」

だけど・・アハハ

 

 

ただ、

何年か前に、送り出しで、スルーしようとしたら大五郎座長が

前に来てくれた。何も言う事なくて、あら・・どうしようと思って居たら

黙って、しっかりと手を包みこんで、無言で目を見つめて

頷いてくれた。それは、不思議な感覚でした。何かが私の中に静かな落ち着きと

安定をくれた。そんな感じだった。

 

 

そして今回、

どうしょうかな・・スルーでもいいか。行きずりの客同然だし・・と

思いつつ、列に並んでいたのね。

前の人達が団体で写真、写真・・と時間を取っているし・・

シャッター切る人がうまく行かず、モタモタ

見ていたら、大五郎さん少しもイヤな顔せず、ニコにニコ

 

いいや、時間かかりそうだ・・と抜けようとしたら、どなたかが、

割って入り

挨拶した。そうしたら、柔らかい笑みで、その人と握手していた。

 

そうか、これでいいんだ・・と、

私も、「お芝居・・良かったです」と声をかけました。

 

すると?

グループ写真ポーズをしつつ、しっかりとこちらを見て

まともに、目と目をバチッと捕えてくれた。

すごい!

純粋に1人の客にだけ向ける眼差しの強さ

 

ゆらぎもしない、泳ぎもしない・・

しっかりと真正面から、「声をかけてくれた客」に対する視線だったのです。

そして、手を伸ばし

ガッシリと握って、握った手から「感謝」が来た。

 

「お芝居よかった・・有り難う!やって良かった」

何ていうんだろう・・

媚びは、ゼロ

当り前だろ・・的なおごりもゼロ

ただ、感謝!心から・・と言うエネルギーが、その手から伝わった。

 

すごいな、この人!

 

舞台からは、オーラは感じない不思議な人ですが、

 

正に人徳と言うオーラが来た。

アァ・・それで、この人は

あっちでも、こっちでも、褒められているんだ・・

「大ちゃんは、本当にいい人!」

 

しっかりと言い切る大五郎ファン(大人)が多い理由は、これなのでしょうね

 

人間として、誠実の塊なのでしょうね

別の意味で、この人のファンになりました。

 

たつみ座長からは、悶絶級のオーラもらっているので(^o^)

希有な人格者としてのオーラは、橘 大五郎から

 

 

 

長く生きていると、色んな人に会えて良いですね~

それが、どんな職業の人でも・・です。