続きですが、
お芝居は、商家の娘とバアヤが連れだって居る時
娘の懐から半次(だと思う)が、財布を掏る。それを咎められてもめている間に
茶店に財布を放り込んでのバックレ
そこへ来たのが次郎長親分の配下で、御存じ大政と小政
しかし半次の身に財布はない。「どう落とし前付けるんでぇ!」と気色ばむ所へ
騒ぎを聞いて黒駒の親分(たつみ座長)が。
紋付き羽織袴姿に白い扇子
な・・何たる人じゃ~~!!
羽織袴の上にオーラまとって出て来たか~~!!
ごめん、もう他の役者さん達 私の目には入らない・・
そこで、またゴタゴタやる内に、茶店から登場するのが清水次郎長親分
(金沢じゅん)
結局、半次の悪事がバレて、黒駒親分ぶち切れた!
はい、これはココまでで
2曲目の舞踊は
♪ 夢一夜
オリジナルは 南 こうせつさんの歌ですが、今回は川上大輔さん版
作詞;阿木燿子
作曲;南こうせつ
タイトル:夢一夜 より 下記引用
♫
『素肌に片袖 通しただけで
色とりどりに 脱ぎ散らかした
床に広がる 絹の海
着ていく服が まだ決まらない
苛立たしさに 口唇かんで
私ほんのり 涙ぐむ』
視線の動きを・・・
1978年に南こうせつさんがリリースした曲で、当時はデートに行く前の女性が
着ていく服に迷って、色々脱ぎ散らかして悩んで居る・・位にしか理解されて
居ませんでしたが(と言うか、そう解釈しがち)
「着ていく服が」は、実は着物の事
『素肌に片袖通しただけで・・・』は、服ではなく着物の事ですね・・・
『脱ぎ散らかした、床に拡がる絹の海』
これも着物の描写
着飾って迷いながら・・一生懸命にあれこれと悩む
そんな事をしたって、一夜の夢なのに・・馬鹿げているとわかっているのに
私の心は、この恋に・・
と言う
阿木燿子さんが大人の恋の心理・悩みを描いた歌詞です。
それを踏まえてのたつみ座長の見事な舞
心打たれ、うっとりとその中に引き込まれてしまうのは幸せです。