お芝居の演目

 

『哀恋歌』

 

美空ひばりさん、キム・ヨンジャの歌とは、全く関係ないです。

 

お芝居開始。

時間7分遅れ。

 

冒頭は、白い霧の中にたたずむ

白装束の武士 (大川良太郎)

スゲ笠も白!(すごい!)

白い着物に白い刀

白い草履

髪も白に近いアイボリーで、後ろに長く・・・

ウエストまで、長い?

いやいや、更に先細に長く、良太郎座長の腰まで。

こんな姿、似合うのは、良太郎さんと、たつみさん❤❤❤くらいだろう。

 

そして、白い着物の下は、赤い長襦袢

白の中に、スッと入る赤いラインが、美しい!

 

武士の名前は、てんぜん(字がわからない)天漸 だと、マッチするかな?(勝手に)

さすがに、妖艶な美しさをイメージしている(多分・・・)

良太郎座長とあって、まぁ、その画像・映像・・なんて言うんだ?

姿の美しさは、「絵」です。

 

私の周りは、若い女性ファンが一杯で・・

黄色い声で、キャーキャー

良太郎~~~!!キーーー!!

 

で、たつみ座長は、と言えば・・

これが、また・・もう~~

こっちも、キャーキャーじゃなくて、

あまりにも、男らしくて凜々しくて、爽やかで・・

グゥハハハハ~~~ハハ~~と、

例によって、気味の悪い声で、ニヤニヤしたくなる程

ゾワゾワ、キュンキュンとさせてくれる、男っぷりの良さ!!

 

もう、しびれまくりですわぁ~~~

 

個人的に、抜群に好きな髪型だったしぃいぃぃ~~

 

で、イメージとしては・・

この雰囲気です。

 

※注意:写真は、昨年11月篠原劇場で♪ 津軽じょんがら流れ唄

を踊った時の物です。あくまでも、参考写真

この髪型を、もう少し崩した感じです。(ボサボサに・・少しね(^_-)-☆)

 

役は、坂本竜馬時代の、上士・下士 と差別されて居た 低い身分の『郷士』

だったので、着物は、グレーの粗末な着物

袴は色褪せた黒。

 

演技力・話術・機転・アドリブにかけては、抜群の才能を持つ(笑)

たつみ座長。

 

大いに芝居を盛り上げ、客席を笑いの渦に巻き込んでくれたり、

共演者をアタフタさせたり、さすがでございました。

 

殺陣も素晴らしかったです!!

特に、両者が構え合う時なんざぁ~~貴方!

 

向かい合っていたら、あの眼でKOされとりますわぁ。

 

 

内容は、

 

たつみ演じる兄の玄重郎と

弟の玄史郎 (タクヤさんと言う方)←多分

 

(兄弟の名前:エンジュウロウ、エンシロウ・・かなぁ)

 

道場主の娘(姉妹)に懸想しているが、身分が違うと

若先生は、カンカン

玄重郎と、姉娘のコウは、思い合っている間柄なんですがね。

妹は、郷士など「けがらわしい!」と、相手にしていない。

 


さて、白装束の天漸は、元このオトハ道場の

一番弟子だったのが先生に、差別された恨みを持って出ていき

悪党になってしまい、復讐に来た次第。


 

で、ここに居る弟子をいつの間にか抱え込み

強いのに汚い手を使って、道場主と若先生を斬り殺す。

 

(略)

 

姉妹を魔の手から守って欲しいと頼まれた、兄弟は

彼女たちを連れて逃げる。

 

姉は良いが妹は断じて郷士などに手を取られて逃げるなんて

冗談じゃねぇよ~~と、突っぱねる。

仕方なく、当て身を食らわせて、弟は、ユイを担いで逃げる事に。

 

さぁ、こうなると

たつみさん、黙って台本通りになどやるものか?(笑)

 

なんだかんだと場を長引かせ、担いでいる弟役のタクヤさんは

マジで、クタクタ・・

「もう行きましょう」と言っても

 

「いや、まだ言い残したい事が・・」とか、

延々

 

これで、客席は大受けで大笑い。

 


逃れて山まで来たものの追っ手は

諦めない。

弟が、わたしがここで食い止めるから

先に行ってくれ。と言う。妹娘は、彼の真心を知り

急に胸に熱い物がこみあげてくる。(だろうなあ)

 

 

しかし、斬り合う中

(結構、たくやさんて、カッコよく構える)

 

またも、汚い手を使って後ろから

バッサリと斬りに来るのが、天漸。なんで

強いのに、そんな事、するよ、おめぇさんは!

 

自分を本心から慕ってくれていると知ってから

後ろ髪を引かれる妹娘のユイは、戻ってくるが

とどめを刺した 男の手を振りはらい、崖から落ちて

死んでしまいます。

 

 

姉娘と手に手を取って逃げて来た玄重郎。

客席の通路を逃げ回る。

 

舞台の準備時間を稼いでなんですが・・・

ギーコギーコ・・トントンなどの音が聞こえて来ると

 

「なにやら、大工仕事の様な音がしておる」

 

客席、大笑い。

 

やっと、舞台が整った。

 

オォ、すごい!!

宝塚の大階段じゃありませんが、あんな風な感じで

4段サイズ。いえいえ、ちゃっちいもんじゃなくて、

すごい!!って、見事なものです。

 


そこで、ようやく

両座長の共演場面なり!

 

天漸の喋り方、非常に特徴があります。

ゆ~~~っくりと、奇妙なトーンで

不思議な口調

 

ユ~~ラユ~~~ラとした口調です。

 

白い長い髪が風に揺れ、

フワ~~っとあげる腕と、しなやかな指がゆらゆら・・・に

合わせるような、チト

不気味・・なトーンです。

 

「オトハの者は・・・・みな・・・バァカ・・ばかり・・・」

 

所が、玄重郎は、強い。

すると、

「君・・・強いね・・・・。郷士の身分で、よくそこまで

 腕を磨いた・・・」

 

 

「殺すには惜しい・・・」

「ねぇ~~~~君・・・・

(肩までゆっくり腕を上げて、指を下げ・・・少しチョンチョンと動かしながら)

 

「ボクの下に、つかなぁ~~~~い?」

 

それに対し

「お前の下に?付くものか!」と、

つっぱねた後、危うし!

 

喉元に刀が。

思わず短刀を抜いて飛び出す、コウ

それをかばおうと、斬られる玄重郎。

 

階段の両脇に本物の竹がそれぞれ段ごとに立てられていて

それが、スパーっと斬られて真っ二つ!の

シーンは圧巻!

 

そして、天漸を斬りますが、

斬られる良太郎は、さすがに美しい!

やっぱり、美しい姿です、この人は。

真っ赤に照らす照明も、見事です。

 

この劇団の照明さんって、すごいな~

プロですかね。

ハンパなく、効果を出してくれて・・・

すごいです。

照明さんに座布団一枚・・・じゃなくて、拍手を!!

 

 

結局、

あちこち斬られた手負いの身となった玄重郎は、

コウに一人で行くように言うのですが、彼女は

一緒に!と、支える。

 

 

すると、亡き者となった、道場主や弟、妹たちの

声が聞こえ、玄重郎を励まし、二人で生きていくように

促します。

 

この時、段の上に彼らがボンヤリと姿を現して・・・

 

そして、一人ずつ去る。

(ウ~ン、宝塚みたいだ!)

 

手に手をとって、舞台をコウ達が去ると

 

さて、どん尻に控えしは・・・と、

 

良太郎座長が、ゆらり・・・と登場、もちろん

階段上のてっぺんに。

 

両脇から、紙吹雪がバ~~~ン!と

噴射。

あたかも、雪が舞う中に

不適な顔で、良太郎。

 

終わり。

 

 

 

ちなみに、夜の部では、

 

良太郎座長が、今度は黒装束で登場でした。

 

全部、黒。

 

 

たつみ座長は、昼とは

グンと、・・・いや、格段にレベルアップさせた台詞まわしと、

更に臨場感が高まった、迫真の演技!!

 

昼と夜だけで、こんなにレベルが上がるの~~!!!??

 

すごい、すご過ぎるお方です!!

 

 

 

天漸は、昼は 「ボクの・・・」と言って居た台詞を

 

「俺の」に、変更していました。

 

長くなった~

 

口上も面白かったので、続けたいな~

 

to be continued