③肝心の間男だけは、宇治に旅に立ち、皮肉にも難を逃れる事となる。

熊太郎と弥五郎は血しぶきを浴び、自分たちも怪我を負って血だらけになりながら
山奥に逃げ込んだ。
熊太郎は、松永親分に銃で脚を撃たれて、歩くのも大変な身だった。警察は大勢を殺した二人に手配を
かけて、あちこちシラミつぶしに探し回っている。
山小屋のばあさん (小龍)にも、もし見つけたら笛を吹けと、ホイッスルを渡す。

さて、三日間食料にありつけずに居た熊太郎達は、その山小屋の前に。
ばあさんは二人の味方だった。
自分の分しかないが、二人で食えや・・と、おひつに入った飯とわずかな漬物。お茶をくれた。

二人はわずかな飯をよそって美味しそうに茶漬けを食べる。


※ 実際にご飯が入っていて、二人でお茶漬けを食べるシーンが良い。兄弟分となった二人を演じる
 たつみ・ダイヤ兄弟の仲の良さ、息のあった様子が見て居る側に伝わって、とても良い。