18日のお芝居は、【親子草子】

古いお芝居らしいけど、私は初見。 いつもは笑わせる芝居の若ちゃん劇団が、泣かせます。の

内容だそうだが、そこは やっぱり若丸劇団。

裏切る事はございません。って、お笑い劇団じゃないのに、なぜか若ちゃん=笑う。の図が・・・



内容は:髪結いの男が、病の女房と赤子を抱えて暮らしに困っている。男は錠前破りの腕も持つ。

その腕を一度使ってくれたら200両やると、(キャプテン)に、そそのかされ、女房子供の為に手を

汚したが騙されて金はもらえず、代わりに役人に追われる。

捕り物中に病気の女房は亡くなり・・・・

赤子を抱いて、にっちもさっちもいかなくなった。 子供と一緒に死ぬしかない。

その時、声をかけた口入屋の女が (ゆかりちゃん)赤ん坊を預かるから番屋に出頭しな。と

言う。


そして 18年の時が流れる。 島流しにあっていた男が戻ってくる事になった。

母親代わりの女は、今はウドン屋を営み、赤子だったお美代は18歳。

明日は岡っ引きの彼氏と祝言をあげることになっていた。 部屋の中には白無垢の打掛が。

お美代の相手の男に、事の次第を打ち明ける母親。

罪人の娘でも俺の気持ちは変わらないと

言う岡っ引き (剛くん)

そして・・・・







泣きます、泣かせてくれます。

そして笑わせてくれる。

うどん屋に来た島帰りの男。

うどん代が足りないから帰ろうとするのを 
、父と知らないお美代が呼び止めて

「お金足りなくてもいいわ。あたし初めて、ウドンを作ったの。」

「え?初めて?・・じゃあ・・・やっぱり、帰る」

「そんな事いわないで。試しに食べてみて、おじさんが『美味しい』って 言ってくれたらタダ。

『まずいって言ったらお金をもらう』 それでどう?」


「そ・・それって、俺は何を食べさせられるか…わからないって・・事かな・・・・」


運ばれたお茶。

「熱いから気を付けてね」

若ちゃん、熱いお茶をフーフー吹いて、本当に熱いお茶を飲むようにゴクン・・・(上手だ!)

飲み終わって、「・・・冷たい」

運ばれたウドンは・・・

「これって、どこかで見たような・・○○兵衛?だよね?」






舞踊ショー


♪ ふたたび長崎

後の舞踊ショー

♪ 愛人

♪ 二人でお酒を (サスケ君との相舞踊) めずらしいと思いました。

♪ 黒い花びら  (群舞)

♪ Lady I love you


ラストショーが、淡雪の恋



♪ 淡雪の~は、横浜では初めてとの事で、素晴らしかったです!

淡い紫の着物に、銀色を主体とした袴姿。りりしい、すっごく男らしくて、その中に漂う

凛とした色気。






【追加】

とっても個人的に嬉しかった事。

若ちゃん左ききですよね。前にヤクザ役で、左利きで、飯を食う。そばを食う・・・と言うシーンが

あって実は気になっていたのですが・・・

今回。こんなセリフがありました。

「すいません、利き腕が左なもので、行儀が悪いけど、左で食べさせてもらいますが・・・」

と、うどん屋に告げる所です。

昔は、日本人は左ききを、忌み嫌いましたから、この辺の配慮が嬉しかった!!






※ この日はチケットがなくて自由席だったので、後ろから2列目でしたが、顔が見えないよ~と

チリチリ・・。その代りに団体客が入っていたので、周辺に若丸劇団を宣伝しまくっておりました。

そしたら、途中から顔見知りさんが、「席、私の所に行って~」と譲ってくれまして、それが最前列

お蔭で、芝居の○○兵衛のにおいまで、伝わって来た(笑)(^◇^)

ラッキー!!