今月号の企業紙掲載のmaoコラムから、blog用に知識を全て書き込んでアレンジしてみましたニコニコ

『不妊・去勢って必要?』
以前は、仔犬期の性成熟に達する前に不妊・去勢手術をすると、性ホルモンが無くなり骨格形成に影響を与えると考えられていました。
でも今は、発育上何も問題が生じないことが判明していますビックリマーク
病気の予防の観点からいうと、メスなら最初の発情前の6ヶ月齢オスは6ヶ月~1歳未満が理想です。
例えばメスの乳腺腫瘍なら、1初回発情前の卵巣摘出、2初回発情後の卵巣摘出、32回以上発情を発現した後の卵巣摘出では、乳腺腫瘍の発症率はそれぞれ10.5%、28%、326%であるとされており、発情の回数と深い関係があります。
要するに、早期に不妊手術(卵巣摘出)を行うとその発症率が低くなるのです。

メリット1)5歳以上から発症しやすくなる性ホルモンに関連した病気の予防。
♀メス♀(※一部抜粋)
・子宮蓄膿症、子宮内膜炎の予防
・子宮腫瘍、卵巣腫瘍の予防
・乳腺腫瘍、乳ガンの発生率の低下
・膣腫瘍、膣炎などの発生率の低下
・アトピー性アレルギー疾患の緩和
・糖尿病の緩和
・クッシング(副腎皮質機能亢進症)の緩和など
♂オス♂(※一部抜粋)
・精巣腫瘍など精巣の病気の予防
・会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫の予防
・前立腺肥大などの前立腺の病気の予防

メリット2)マーキングやマウンティングなど性ホルモンに関連した問題行動の抑制。
もちろん個体差はありますが、癖になる前であれば効果は大!
オスもメスも縄張り意識が減少し、来客に吠えたり噛み付いたり、通行人に吠える行動が少なくなります。

メリット3)発情中のトラブル・ストレスがなくなります。
発情期のメスは感情が不安定。またオス・メス共、異性を求める本能が働くため抑制されてストレスになる犬もたくさんいます。夜中の吠えから近所迷惑や近所トラブルに発展するケースも多くあります。
また、道路に飛び出して交通事故に遭う犬は圧倒的にオス犬が多く、その80%は去勢手術されてないという結果も出ているんですよ。


デメリット1)肥満になりやすくなる犬もいます。
性ホルモンを分泌しなくなり、体の代謝に影響を及ぼすのも原因の一つと言われています。が、多くは性欲が無くなり食欲増進した愛犬の要求に負けて必要摂取以上の食べ物を与えてしまっている事+性格的に落ち着いて運動量が少なくなり、消費カロリーが15~25%減少するのが原因ですので、必要運動量と食事の量を手術前と同様にコントロール出来れば問題は無いです。

デメリット2)手術が原因で病気になる可能性があります。
全身麻酔のリスク・尿失禁(特に大型犬のオス)・縫合系のアレルギー反応(特にMダックスが異物反応がおきやすい)など。


子供に噛みついた、来客に噛みついた、吠えてうるさい、近所から苦情が出た等、人間社会で一緒に生活する以上、犬も最低限のマナーを守れないと生きていけないのが今の社会です。
その中で、ストレスレスの生活を提供する事は飼主が持つ責任の一つひらめき電球

それでも、やっぱりかわいそう・・・しょぼんと思うのは飼主さんの当然の感情でしょう。
100%安全な手術は一つもなく、ましてや必要に迫られる訳でもない健康な体にメスを入れる事への抵抗感は殆どの方が持って当然ですキラキラ

最後に、犬の気持ちになって考えてみてください(°∀°)b
犬はペットとして人間社会に寄り添って生きて行く動物であるが故に、彼らには自由恋愛がありません。本能のままに行動したくても行動できず、好き勝手に繁殖する事は不可能です(T_T)
西川ゆうこ先生の言葉をかりると、
『本能とは、生きるか死ぬかという限界の状況でも持ち続けるものである。 人間の本能に 「食欲」があるが、餓死寸前の人間はセックスはしなくても、 他人を押し退けてでも食物を口にしようとする。
犬の発情を人間の食欲と同様に考えていただきたい。 発情期の犬を交配させないというのは、近所からにおってくるおいしそうなにおいを嗅ぎながら、独りじっと耐えることである。 空腹状態で目の前の豪華な料理を眺めるだけ、という状況を想像していただきたい。
不妊・去勢手術をせずに交配させないのは、犬の本能を考えると手術よりもずっと 過酷であり、拷問に近いと言えないだろうか。 犬と人間は根本的に違うというのを認識してほしい。』

長いblogになりましたが、ご家族でこの内容を共有し、不妊・去勢を今一度考え話し合ってみて下さいm(u_u)m


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