今日のブログは長いですよ~。
パパが憧れる人物の一人に、シャーロック・ホームズがいます。
今日はそのホームズゆかりの地に足を伸ばしてみました。
ベルンからインターラーケン経由で約1時間半、Meiringenマイリンゲン。
ここに、ホームズが、宿敵モリアーティ教授と死闘を繰り広げた末、
最期を遂げたとされる、Reichenbachfalleライヒェンバッハの滝があります。
さて、街を歩き始めると、色々なお店でメレンゲを売っています。
マイリンゲンの名物なのかしら。
そう思ってみると「メレンゲ」と「マイリンゲン」、響きが似ているし、
語源がここから来ていたりして?
↑ 巨大メレンゲの下に隠れているの、だーれだ・笑?
まずはメインストリートにある広場へ。
ここにはシャーロック・ホームズの銅像と、「ホームズ博物館」があります。
博物館の開館が午後からだったので、後回しにして、
パパだけ憧れの彼と記念撮影~♪
嬉しそうでした。
街なかにはホームズの生みの親である「コナン・ドイル広場」や
ホームズが住んでいたとされる、ロンドン、ベーカーストリート221番地Bの案内表示も。
駅から徒歩20分くらいで、ライヒェンバッハの滝に到着です。
ここからケーブルカーで山を登り、滝のすぐ側まで行きました。
上に着くと、すぐ目の前に滝が流れ落ちて行きます。
滝から左に目をそらすと、ホームズとモリアーティ教授が死闘を演じた場所に
白い星印がありました。
それにしても、原作では滝つぼに落ちたけれど、
実はホームズだけは引っ掛かって助かり、復活したということらしいのですが、
滝からこれだけ離れた距離で落ちたら、地面に落下して終わり・・・
という感じもしたのですが、細かいことは気にしない気にしない。
ケーブルカー降り場から更に20分ほどで頂上の展望台に着くそうで、
早速登って行きました。
舗装されているところもありましたが、かなり足場の悪い道も。
でもエマは2歳にして、山形の山寺1000段の階段を登った脚力の持ち主。
これくらいはお茶の子さいさいで、意気揚々と登って行き、
途中の休憩スペースからはこの景色です。
カメラに収まりきらない素晴らしい眺めでした。
更に上を目指し、滝の上まで行きました。
上の写真が滝のてっぺん、下の写真が滝から下を覗き込んだ写真。
これまた迫力を伝えきれないのが残念!
元来た道を戻り、ケーブルカーで下山して一休みして、
今度はAareschluchtアーレシュルフト(アーレ峡谷)に向かいました。
滝から更に徒歩で20分ほど。
そろそろエマが駄々をこね始め、パパはリュックサックを背負っていたので、
アーレシュルフトまでは私がおんぶして行きました。
見ての通り、のどかな場所です。
牧草地で目の前で牛が草をはみ、エマも大喜びでした。
15分くらい歩いて、アーレシュルフトの入り口に到着。
入り口わきにちょっとした遊び場があり、もれなくエマが捕まりました~。
エマにしてみたら、親の都合で興味もない滝だの峡谷だの行ってもつまらないだけで、
こちらの方が楽しいのは当然。
付き合わせてしまい、ごめんよー。
何とか飴で釣って、中へ。
ロバさんがお出迎えしてくれて、エマも草をあげたりして触れ合ってました。
さて、こちらの峡谷、気の遠くなるような歳月をかけて水が岩をうがち、
岩の割れ目を侵食してできた、まさに大自然の雄大さを物語るもの。
私たちは西入口から入って行きましたが、最初は洞窟の中を進んでいき、
その後は東口まで峡谷の間を抜けて行きました。
岩の間から滝が流れ落ちていて、これも水が岩を浸食してできた穴かと思うと、
水の力強さを感じられます。
↑ こちらの2枚は、以前は水が流れていたところのようで、
岩が丸くくり抜かれたような形状です。
これも長い年月をかけて、水が作ったもの。
自然とはかくも偉大であり、また、人間はなんとちっぽけな存在だろうということを
ひしひしと感じました。
約40分歩いて、東口に到着。
滝から峡谷入口までは私がおんぶしてきましたが、
峡谷に入ってからは、エマも40分歩いてくれました。
頑張った頑張った!
さて、今度は東口からミニトレインで、マイリンゲンに戻ります。
その駅がこちら。
ホームはありません。
山の中に線路があり、電車が来るまで扉は閉まったまま。
自分の行きたい方角のボタンを押し、その電車が来ると扉が開くようになっていて、
扉の向こうはすぐに電車のドア。
ボタンを押さないと、電車は通過してしまうのです。
面白い!
乗ってきたミニトレインはこんな感じ。↓
マイリンゲンに戻ったのは夕方5時過ぎ。
最後にシャーロック・ホームズ博物館に行ってきました。
コナン・ドイル広場にある英国教会の地下が、博物館になってました。
コナン・ドイルの肖像画や、ホームズとモリアーティ教授がライヒェンバッハの滝で
格闘するシーンの絵などが飾られているほか、
ホームズがマイリンゲンの名誉市民であるという証書↓
ロンドン・ベーカーストリート221番地Bの、ホームズの自宅の設計図↓
ホームズ直筆のメモ(架空の人物なのに!)↓
世界中から送られてくるファンレター(日本語も)↓
などなど、とにかくまるで実在していたかのように、
詳細に色々な情報が展示されていました。
そしてなんといっても目玉は、ホームズとワトソンの自宅の部屋。
無造作に置いてあるストラディバリウスのバイオリン、マントルピースの上の写真、
食卓上のランプ、壁にかかっている武器や絵画などなど(他にもたくさん)、
時代も情景も小説に忠実に再現してあるそうで、パパも真剣に見入ってました。
ホームズ博物館を見終わって、今日の全行程は終了!
既に時間は午後6時。(家を出たのは朝の9時半)
電車が来るまで、駅前の公園でようやくエマは待望の遊具で遊ぶことができました。
エマも今日は相当頑張って歩いたけれど、ベルンに着くまで寝ることもなく
元気いっぱい。
ベルンに近づき、窓の外に月が見えるや、
「♪お月さま~。お月さま~。みんなのお友達~」という
調子外れの歌(エマ作詞作曲)を家に帰るまで大きな声で歌ってました。
そして、家に着くなり(8時過ぎ)、深い眠りに落ちました。
長~い一日だったー!
【今日のエマの一言】
最近エマは「3歳からの英会話」の本に、はまっています。
車内での暇つぶしにと持っていきました。
帰りの車内にて。
"You are beautiful."というフレーズが出てきて、
パパがエマに「ママに"You are beautiful."って言ってみて」。
それでエマが放った一言。
「ユー・アー・ブー!」
・・・・・・。