皆さま、こんにちは
ファッションと教養で理想のライフスタイルを
レンタルドレスサロン La BelleオーナーのKurinoです。
新年会やちょっとしたお出かけにドレスはいかがでしょうか。
売上げの5%を能登半島地震の義援金として寄付いたします。
ドレスアップを楽しむことで社会貢献してみませんか?
==========
いよいよマナー・プロトコール検定の試験日が
1週間後に迫ってきました。ここ数週間、仕事が忙しいので
勉強時間の確保が大変でしたが、このまま弛まずに
駆け抜けようと思います。
終わったら美味しいシャンパン飲むぞー
さて、今日は「祭」のしきたりについて。
祭りといえば夏祭りを真っ先に思い出しますが、
それ以外にも様々な年中行事があります。
日本は農業の国だったので、自然と共に生きてきました。
季節の変わり目に神々の存在を感じ、敬意と感謝の気持ちを
抱きながら日々をすごしてきた、という歴史を想像させる行事が
多い印象です。
今回は時期的にちょうどいいので、2~3月の
行事についてまとめたいと思います。
■2月の行事
今年は暖冬だったので1月でも暖かい日が
多かったですが、通常は2月頃から春の兆しを
感じ始める気がします。
2月と言えば「節分」「立春」ですね。
節分は2月3日、立春は翌日の4日。セットで
覚えられるので(試験対策的に)お得感があります。
節分は季「節」の「分」かれ目という意味で、元々は
立春、立夏、立秋、立冬の前日を指していました。
いつごろからか立春の前日だけが節分となりました。
季節の変わり目は体調を崩す人が多いので、この時期は
邪気を払う行事が行われるようになりました。
豆まきは宮中で行われる「追儺の儀」に由来していると
言われいます。邪気を鬼に見立てて豆を撒くようになったのは
室町時代から。我が家も今年は久々に豆まきをしましたが、
掃除が面倒でした。
そして翌日の立春。二十四節気の一つで、暦の上で
春が始まる日です。二十四節気とは一年を春夏秋冬の
4つに分け、それをさらに6等分したものです。太陽暦と
実際の季節との間で起こるズレを調整するために中国で
生まれました。日本でも同様のものがあり、それは雑節といいます。
梅林堂の立春大福、美味しかったなぁ
他にも2月には「初午(はつうま)」という日があります。
牛も馬も関係なく、この日に京都の伏見稲荷神社に祭神を
祭ったことから稲荷神社の祭日となりました。
お稲荷様に好物の油揚げや稲荷ずし、赤飯などを供えます。
■3月の行事
3月の行事と聞いて思いつくのは、やはり雛祭りですよね。
別名「桃の節句」、かつては「上巳の節供」と言われていました。
昔は3月の巳の日は忌日で、お祓いをする日でした。
人形の形をした紙に体をなでで穢れをうつし、それを川や海へ
流していました。
それが室町時代後期に人形となり、家で飾るようになりました。
江戸時代には五節供の一つとなり、庶民の間にもひな人形を
飾る文化が広まりました。
こちらは私が生まれた時に祖父が贈ってくれたもの。
意外と細かい作りになっていて、シーズンオフになったら
小物入れに使いたいな、と思いました。ちゃんと
引き出しになっているのね・・・
手前の段にあるミニ重箱とか、お菓子入れに使えそう。
そして意外と忘れられがちなのが春のお彼岸です。
春分の日と秋分の日の前後3日間を彼岸といい、先祖を
供養する日となりました。ちなみに、「ぼたもち」「おはぎ」は
両方とも同じものを指します。牡丹の花が咲くころに食べるので
「ぼたもち」、萩の花が咲くころに食べるのが「おはぎ」だそう。
なんとなく「おはぎ」という呼び名のほうが年間を通じて
聞く機会が多い気がします。
現在にも残っている祭りが江戸時代や室町時代から
伝わっているものだと知ると、なんとなく味わい深く
感じられますね。
長くなってしまったので、この辺で。