三嶋大社と多呂、北沢 | 古長谷みのる

三嶋大社と多呂、北沢

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写真は、我が家の裏手。

田んぼが広がり、その先を伊豆箱根鉄道が
通っています。田園風景の一帯、多呂・北沢地区は、
旧来からの農家が多く、しかも
三島市内でも珍しい、神道のエリアです。

本日、北沢地区の98歳長老の葬儀が厳かに
執り行われましたが、三嶋大社から宮司をお招きした、
神式の葬儀でした。

御霊前ではなく、御玉串料。
音を立てない2礼、2拍手で、拝礼。
お焼香ではなく、榊(さかき)で玉串ほうてん。

葬儀での初めての作法に戸惑いながらも、
お経もなく、説法もない、「和」の心がにじむ、
厳粛ですがすがしい葬儀でした。

宮司さんとの話しで、最近のパワースポットブームも
あるのか、三嶋大社の参拝客の多さを再認識。
元旦の人の出の勢いは、4月まで4ヶ月ほど納まらない
そうです。

中島地区の左内神社の場所が、過去に下田街道の
右側に移設されたことが、パワースポットとして何か
影響があるのか、を聞いたところ、神社の移設は
珍しい話ではなく、「今ある姿が大切」という
すっきりしたご回答でした。思わず納得。

伝統と宗教、パワースポットとまちづくり、
神道の多い、多呂・北沢を代表して意見する意味を
再認識した日でした。