8月29日、知人を訪ねて、南那須から猪苗代までドライブをしました。先週も訪れたのですが、その時は東北自動車道の矢板インターから高速道路に入り、郡山ジャンクションで磐越道方面に入り、猪苗代インターで降りると言うルートだったのですが、今回は知人のアドバイスに従って、全て一般道を走ってみました。南那須から福島県の白河市経由で国道294号線を走ります。白河から旧陸羽街道(これも国道294号線です)を会津若松方面に向かって北上し、峠を越えたら右折して、猪苗代湖の南岸を右回りで猪苗代に向かいます。約2時間の行程でした。下の写真は猪苗代湖の湖南から見た風景ですが、真ん中の白い雲の下に見える山が、かの有名な会津磐梯山です。
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峠道を走っていると、あちこちに「オオハンゴンソウ」の大群落を見かけました。オオハンゴウソウと言えば思い出すのが、あの名作テレビドラマ「北の国から」の「’98時代」の名シーンです。不倫相手の子供を身籠ってしまった蛍が、1人で産んで育てる決意で有ることを知った草太兄ちゃんが正吉をけしかけて、蛍にプロポーズさせます。なかなか承知しない蛍を口説き落とす為に、正吉は百万本のバラに代えて、百万本のオオハンゴウソウを、富良野の原野で毎日、毎日刈り取って、札幌の蛍に送り続けます。そうです、あのドラマの中で主役級の役割を演じたのがオオハンゴウソウなのです。漢字で書けば「大反魂草」、明治時代に北米から渡来した外来種の植物だそうです。それが今や日本全国に繁殖地を増やし続けて、沖縄にまで広がっているそうです。
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その傍らで、日本の秋の植物の代表選手「ススキ」が穂を伸ばしていました。そうです、毎日暑い日が続いていますが、秋の気配は確実に忍び寄っていますよ。黄金色の穂先が陽光に煌めいてとても綺麗です。ケニーのブログ

陸羽街道を北上して天栄村に入ると、道路わきに写真のような案内板が次々と出てきます。多分、旧家のお屋敷が保存されているのでしょうが、興味しんしんです。今度は時間に余裕を作って見学したいものです。
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帰路も同じルートで帰ったのですが、少し時間に余裕があったので、「白河の関」の史跡に立ち寄ってみました。この関所は7、8世紀に作られたらしいのですが、ここが大和朝廷の支配する地域と陸奥(みちのく)との境界で、ここから北は陸の奥、即ち陸奥の国(むつのくに)と言われた訳です。
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江戸時代に白河藩主松平定信公が史跡跡を発掘調査をさせて、ここが白河の関の跡地と認定したのだそうですよ。僕が訪れた夕方は、誰も見学者がいなくて、ひっそりとしていました。奥の細道を旅した芭蕉と曾良の二人旅の銅像がありました。この付近には芭蕉の奥の細道にちなんだ史跡をあちこちで見かけます。
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高速道路を走っていると気が付かない風景に出会えるのが一般道ですね。改めて一般道の良さを再認識しました。まだまだ残暑が続きますが、皆さんどうぞ元気で過ごしましょうね。