いよいよ2011年(平成23年)も今日が最後、大晦日ですね。久し振りに大阪の池田の自宅に戻り、朝から庭の落ち葉掃除。皆さんにとって今年はどんな年だったのでしょうか。3.11の大地震に始まって、日本のみならず世界中が混乱に次ぐ混乱の1年でしたね。未曾有の大災害に見舞われた時に、日本の政治のリーダーが菅直人総理率いる民主党で有った事が、国民にとって最大の不幸でした。国難に対処できる確かな見識と、覚悟を持ったリーダーが、国民の先頭に立って乗り切る体制が作れなかった、これでは国民が哀れです。でもその体制を選んだのは国民自身の選択であった事を忘れてはいけませんよ。今度はしっかりと見極めて選択をしましょう。欧州の経済危機も深刻です。ギリシャ危機に始まったヨーロッパの混乱は直ぐには収まりそうもありません。元々EUを経済統合させたマーストリヒト条約が矛盾だらけだからです。国の通貨はその国の国力、生産性、将来性等の様々な要因を基に通貨の為替レートが決まっていくのが基本ですが、ユーロは国力も、生産力もそれぞれバラバラな加盟国で同様のレートで使われる。こんな馬鹿な矛盾は最初から分かっていた事です。欧州中央銀行の抱える苦悩の根本はここにあるはずです。経済と政治は本来一体のものです。でもギリシャのように、借金まみれでも、公務員が高給で幅を利かせ、年金は選択で早くもらえる。そんな政治がまかり通っている国と、堅実に運営されている国が、同じユーロと言う通貨を使っているから、一部の国への不信が、ユーロ全体の信任を落とす結果になってしまう。でもこれも結局は各国の国民の選択があったからですよ。自分が選挙で選択をしておきながら、具合が悪くなると、自分が選んだ事は忘れて、ただただ不平を言う、不満を言う。そんな日本になりつつあると思いませんか。ちなみに僕は前回の総選挙では民主党では駄目だと言い続けていましたよ。

さて難しい話はその位にして、今日は大晦日ですから、来る新年に期待を向けて、楽しい気分で今年を終えたいと思います。
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29日には、お餅つきをしましたよ。大阪の池田市で、僕の所属するボーイスカウトの恒例のお餅つき。30年続く恒例行事です。つくお餅は、もち米で約150kg。前夜から水につけて、大きな釜2機に蒸篭を各5段ずつ乗せて、もち米を蒸すところから始めます。
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蒸しあがったもち米は、早速石臼に入れて、スカウトやお父さん達が交代で杵でついて行きます。およそ100臼ほどのお餅をつくのですから大変です。
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お餅がつきあがると、今度は女性の出番。女子スカウトやお母さん達が丸餅に仕上げて行きます。関西特有の丸い小餅です。いつもエビを一緒につきこんだ赤いエビ餅や、青海苔をつきこんだ青い海苔餅も作りますが、なかなかの人気です。
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幼稚園や小学生のスカウト達は、もっぱら食べるのが専門。大きいお兄さんスカウトや、お父さん達がついてくれたお餅を、おろし合え、黄な粉、小豆のお餅にしてお腹一杯食べて、大満足でした。この子達が成人する頃の日本はどうなっているのでしょうか。楽しみでもあり、不安でもあります。

皆さん、今年1年読者になって下さってありがとうございました。来年もたくさんの情報発信をしますから、引き続き、読んで下さることを期待しております。どうか良いお年をお迎えください。