NHKスペシャル「人間の寿命は伸ばせる」で紹介された、長寿命遺伝子の「サーチュイン遺伝子」。この遺伝子は普通の状態では眠っていて、人間が飢餓状態にならないとこの遺伝子の作動スイッチがオンにならない。しかしこの遺伝子の作動スイッチがオンになると、人間の細胞に作用して、細胞内のミトコンドリアを若返らせて、活性酸素の排出を押さえ、老廃物の排出を促進させ、免疫細胞の暴走を抑制して、様々な人間の老化原因を遅らせる働きをする。そのサーチュイン遺伝子を、カロリー制限をして飢餓状態にならなくてもスイッチオンさせる物質がアメリカで発見され、それがある種のブドウの皮や種から抽出した「レスベラトロール」と言う物質である事が、NHKスペシャルで紹介されました。僕はこの番組を録画して、数回も繰り返し視聴してみました。そしてアメリカの友人達に依頼して、アメリカ製の各種のレスベラトロールのサプリメントを送ってもらい、自分も試しに飲用してみました。しかし、それで自分のサーチュイン遺伝子のスイッチがオンして、作動しているのかどうかは、個人のレベルでは実感できませんでした。
このサーチュイン遺伝子の発見者である米国マサチュセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテ博士の著書や、寿命遺伝子に関する本を買いあさって、読んでみました。確かにサーチュイン遺伝子の存在は信じられます。しかし、日本の製薬メーカー、サプリメントメーカーが販売している「レスベラトロール」で間違いなく「サーチュイン遺伝子」のスイッチがオンする事を立証した製品を販売している会社はは１社も有りませんし、米国製の製品にも有りませんでした。
そこで、友人の息子さんが経営するサプリメントメーカーに相談したところ、確かに「レスベラトロール」含有のサプリメントはたくさん売られているが、サーチュイン遺伝子の作動スイッチがオンするかしないかを実証したメーカーは無いとの事でした。更に、その会社は「レスベラトロール」サプリメントを試作していて、大学の研究室に依頼して、その試作品を飲用した被験者のサーチュイン遺伝子の作動スイッチがオンしたかどうかの実験を行っている。3ヶ月くらいで実験結果が分かるので、その結果を確認してから製品として販売するとの事でした。レスベラトロールを飲用して、サーチュイン遺伝子を作動させて、老化を防止し、長寿命を実現したい人は、この会社の実験結果を確認してから、間違いなくサーチュイン遺伝子を作動させる事ができる「レスベラトロール」サプリメントを購入する方が、良いのではないでしょうか。近々に結果が判明したらこのブログでもお知らせしますから、楽しみにしていて下さいね。