大阪の池田市、私の大阪の自宅のあるところですが、そこに久安寺という古刹があります。自宅から裏の山道を歩くと10分ほどで山門の前に降りられます。大阪で用事があり、ほんのわずかな時間が空いたので、花の名所でもある久安寺を久し振りに訪ねてみました。
神亀2年(729年)、行基菩薩が開創し、天長年間に弘法大師が再興したと伝わる、大変に由緒有るお寺です。花の寺としても知られ、関西花の寺12番霊場、西国薬師18番霊場、摂津観音19番霊場、摂津大師67番霊場となにやら仰々しい名称がずらりと並んでいますが、親しみやすい静かなお寺です。秋の紅葉も見事ですよ。写真の新緑に囲まれた楼門は、重要文化財に指定された見事な楼門です。
本堂の裏手には池があり、たくさんの鯉が泳いでいます。池には能舞台が張り出しています。
太閤秀吉公が訪れて、お祭りした三光社、太陽、月、北極星の三つを三光というのだそうです。
近くに秀吉公がお参りに来た折に、月見会を催し、その時に秀吉公が座った石が、由来と共に残されています。
本堂から回廊に渡る、渡り廊下も紅葉の新緑に映えて美しい姿を見せております。
裏山から湧き出る清水が、滝に取り入れられて、庭の雰囲気を和ませていました。
本堂の前にはつつじの花の植え込みがあり、まだ少し早いのか満開では有りませんでした。
最後に珍しい、ジェラシックツリー。オーストラリアで発見された1億5千万年前の、ジュラ紀から生き残っている木で高さは30mから50mまで成長するそうですよ。
と言う訳で、今日は大阪の古刹を簡単に紹介しました。近くの人は一度訪ねてみてはいかがですか。