アメリカの1ドル札の裏面に、「ピラミッドとプロビデンスの目」の奇妙なマークが印刷されているお話の続きですが、このデザインはアメリカの国章の裏面にも使用されています。アメリカ国章の表面は皆さんも良く知っている「白頭鷲」ですが、裏面は下の写真のように、1ドル札と同じ「ピラミッドとプロビデンスの目」になっているのです。ちなみにアメリカの建国年をご存知ですか?1776年がアメリカの建国の年となっています。下の写真のピラミッドの一番下の段を良く見て下さい。アルファベットで「MDCCLXXVI」と書かれているのが分りますか。これは何を意味しているのでしょう。これはローマ数字で「1776」、つまり建国の年を表しています。
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この「ピラミッドとプロビデンスの目」は秘密結社「フリーメーソン」のシンボルマークとして良く使われる事は、以前にもお話しましたよね。フリーメーソンの起源については諸説があり、イギリスの石工組合起源説、フランスのテンプル騎士団起源説等々たくさんあって、最近ヒットした映画と小説「ダヴィンチ・コード」などを見ると、テンプル騎士団の話も出てきますよね。会員数はアメリカが一番多いそうですが、もちろん日本にもあります。東京の東京タワーの直ぐ近くに日本の本部があるのを知っている人も多いでしょう。私は車で良く傍を通るので場所も良く知っています。秘密でも何でもありません。でも上の写真を見れば、アメリカを実質支配しているのはフリーメーソンのメンバーだと言われるのもうなづける気がしますよね。

アメリカ建国の貢献者達も多くがフリーメーソンのメンバーであった事も良く知られています。フランクリン、ワシントン等々ドル札に肖像画が使われている人たちもメンバーですし、有名な作家のマーク・トウェンや西部劇の勇者バッファロー・ビルもそうですし、第二次大戦終戦前後の大統領、ルーズベルトやトルーマンもメンバーですし、日本占領軍のトップであったマッカーサーもメンバーであった事は有名です。皆さんの良く知っているケンタッキーフライドチキンの創業者で、お店の前に人形が飾られているカーネル・サンダースもメンバーなんですよ。アメリカの歌手ではルイアームストロング、ナットキングコール、楽団のベニーグッドマンなども有名ですよね。モーツアルト、バッハ、ベートーベンもメンバーだと言うことはヨーロッパでは常識です。名探偵シャーロック・ホームズを生んだコナン・ドイルもメンバーですし、新しい所ではビル・ゲイツもメンバーだろうと言われておりますが、ビル・ゲイツの場合は真偽は定かではありません。

赤十字、ロータリークラブ、ボーイスカウト等々の組織を作ったのもフリーメーソンのメンバーだと言う事も有名ですよね。

さて、アメリカの国章のお話をしましたが、日本の国章はどうなっているのでしょうか。日本の場合は正式に法的な国章は定められていません。しかし皇室の紋章でも有る「16弁八重表菊紋」(菊花紋章)が国章的に使われています。皆さんのパスポートの表紙に印刷されている紋章ですね。
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さて、では又次の機会にもう少し、このお話を探ってみましょう。

では又のお話を楽しみに。