今日もお金の話を続けて景気付けをしましょう。僕たちが海外旅行で一番お世話になるのがアメリカドルです。アメリカドルの硬貨(コイン)は米国以外で使う事はあまり無いでしょうが、ドル紙幣は基本的にどこに行っても使える世界の基軸通貨です。ドルと言う呼称を使っている国はアメリカだけではなくて、カナダ、香港、オーストラリアそしてニュージーランド等がありますから混乱しないようにしましょう。ちなみに単に「ドル」と言えば米ドルの事と思って下さい。アメリカのお金で貨幣(コイン)がありますが、種類は5種類で1セント、5セント、10セント、25セント、50セント、100セントで、それぞれに呼び方が、1セント=セント、5セント=ニッケル、10セント=ダイム、25セント=クォーター、50セント=ハーフダラー、100セント=シルバーダラーと言うような呼び方をしますから間違えないようにしましょう。1セント=リンカーン、5セント=ジェファーソン、10セント=ルーズベルト、25セント=ワシントン、50セント=ケネディー、100セント=歴代大統領の肖像が刻印されています。コインの蒐集を趣味にしている人達も多くいますが、収集家の多くはもっと高額の金貨や銀貨あるいは記念硬貨を集めている人が多くて、あまり普通に流通しているコインを集めている人はいないようです。

さて、うんちくはさておき、下にアメリカ紙幣の写真をズラーっと並べてみますから、まずはご覧あれ。図柄は違ってもサイズは全て一緒です。
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1ドル札で、肖像画はジョージ・ワシントンです。
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2ドル札で、肖像画はトーマス・ジェファーソンです。

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5ドル札で、肖像画はアブラハム・リンカーンです。
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10ドル札で、肖像画はアレキサンダー・ハミルトンです。
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20ドル札で、肖像画はアンドリュー・ジャクソンです。
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50ドル札で、肖像画はユリシーズ・S・グラントです。
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100ドル札で、肖像画はベンジャミン・フランクリンです。

アメリカドルほど偽札がたくさん作られた紙幣はありません。あらゆる国であらゆる悪党たちが偽のドル札の偽造に取り組みました。最近では北朝鮮が偽ドル札を作ったのではとの疑惑が世界中を騒がせましたよね。その為にアメリカ造幣局(United States Mint)は2003年秋以降、偽造防止策を施した新紙幣を発行して、偽ドルの流通に対抗しています。

写真では肖像画の印刷された表面しか紹介していませんが、裏面には下の写真の「プロピデンスの目」がピラミッドの上に載っている図柄が印刷されています。「プロピデンスの目」は「神の目」と言われ、人類の監視をしている「目」なのです。この「プロピデンスの目」はフリーメーソンの象徴でもあり、この図柄が用いられている事から、アメリカはフリーメーソンの支配下にあるという陰謀説がささやかれ続けています。

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さて、それでは皆さんのお財布の中の千円札を取り出して、明かりに透かして良く見てみましょう。夏目漱石の右目が、裏面の富士山の頂上と重なって見えるでしょう。これが日本の千円札は「プロピデンスの目」になっていると言う証拠だと言う人もいるのです。さて真相はどうなのでしょうか。

合衆国造幣局=United States Mintの「Mint」とは皆さんの好きなハーブのミントと同じつづりですが、別に金属を鋳造すると言う意味も有って、各国の造幣局はMintと言う英語表記が使われております。

さて、普段あまり意識しないで使っている紙幣にも、国によっても色々とうんちくが有って面白いでしょう。

では、次のお話を楽しみにしてください。