仕事であれ、観光であれ、海外に行けば、その国の通貨を持っていないと何かと不便ですよね。ちょっとした日用品の補充の買い物、レストランやティールームでの支払い、ホテルでのボーイやメイドへのチップの支払等々の細かな支払は現地通貨のほうが便利ですから、皆さんも何がしかのお金を現地通貨に両替して持っていくことと思います。

最近はクレジットカードが結構どこでも使えるようになりましたから、大きな支払はクレジットカードを利用する方が安全で便利です。海外に旅行する時は是非クレジットカードを最大限利用するように心がけましょう。

昔、ロスでクレジットカードを使ってアンティークショップで買い物をした時に、あとで来たカード会社の請求書の金額が0が1つ多くなっていて、およそ10倍の金額が請求された事がありました。その時は支払った時の控えが残っていたので、あとから0が1つ手書きで書き足されて、偽造されたものだと証明できたので事なきを得ました。

たまにはそんなトラブルが起きる事もありますが、とにかくカードは便利です。でも現金が要らないのでついつい買いすぎて、あとの決済時に泣かない様に気を付けましょう。

最近ベトナムに何度も行くようになって、ベトナムの通貨「ドン」を使う機会が多いのですが、日本円との両替レートを頭に入れておかないと、「ドン」を使う時に戸惑ってしまう事が多いのです。下の写真は10万ドン札ですが、これでおよそ日本円の500円くらいです。日本円の1万円をドンに両替すると、200万ドンほどのベトナム紙幣が渡されます。余りにも通貨の単位が違うので、頭の中で計算しても、ついつい意識が超インフレ意識になってしまいます。でも財布の中に200万ドンが入っていると、お金持ちになったようでよい気分です。
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さて、紙幣と言えば、券面にその国の偉人の肖像画が使われるのが一般的です。上のベトナム10万ドン札に印刷されているのは、もちろんベトナム建国の父「ホーチミン」さんです。どこの国に行ってもその国の紙幣には、その国の歴史上の偉人等の肖像画を使っています。下のアメリカドルはもちろん「ワシントン」の肖像画です。
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米ドルと言えば、世界の基軸通貨ですから、およそ世界のどこに行っても、米ドルを持っていれば、必ず通用します。アメリカと戦争をしたベトナムでも、街中で日本円は殆ど使えませんが、米ドルは大歓迎で、ベトナムドンで支払おうとすると、逆に米ドルは持っていないのかと聞かれるくらいです。リーマンショック以降、米ドルの値打ちは下がったとは言うものの、米ドルに対する信任は、日本円など遠く及びません。

ヨーロッパは通貨がユーロに統一されて、ユーロ紙幣が街中で流通するようになり、以前のフラン、マルク、ポンド等の通貨は姿を消しました。しかしヨーロッパ各国共通の通貨ですから、一般的に紙幣に使われる「人物の肖像画」が使えません。国をまたがって流通するので、それぞれの国の偉人や歴史上の人物の肖像を使えないと言う運命を背負った通貨が「ユーロ」なんです。
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日本の1万円札は「福沢諭吉」の肖像画ですが、これは僕にとっては母校の創始者ですから、文句は言えないのですが、景気低迷の折から、もう少し勇ましい人物の肖像画に変えたほうが、気分が昂揚して、皆さんがどんどんお財布から出して使いたくなるんじゃないかな、なんて思う事があります。

僕の好きな、新撰組の近藤勇、土方歳三、沖田総司なんて採用してくれたら、バッサバッさと使ってしまいそうな気がします。それでは趣味が偏りすぎていると言うなら、戦国武将の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康なんてのはどうですかね。そういう人物では問題ありと言われたら、いっそのこと「宇宙戦艦ヤマト」の艦長の肖像画とか、「銀河鉄道999」の列車の絵とメーテルの組み合わせ、あるいは「鉄腕アトム」なんて良いんじゃないですかね。

最近は電子技術が発達しているのですから、お札とお財布にに一工夫こらして、お財布からお札が出て行くときに、電子音で「突撃ラッパ」が高々と鳴って勇ましく出て行くとか、宇宙戦艦ヤマトのテーマソングが鳴って、イスカンダルに向かって旅立つ気分が味わえるとか、アトムのテーマソングが勇ましく鳴るとか、様々な工夫をしたら海外でも話題になって、日本円の認知度は飛躍的に向上すると思いますよ。
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千円札の野口英世博士や、五千円札の樋口一葉さんより、そんなお札が出てきたら楽しくて良いと思いませんか。日本銀行の白川総裁や、鳩山総理も真剣に考えてくれませんかね。
僕の意見に賛成の人は手を挙げてください。

と、まー今回は勝手な事ばかり言ってしまいましたが、皆さん、海外旅行で各国の通貨を手にしたら、お札やコインにどんな人物の肖像画が使われているか、注意して見るのも面白いですよ。僕は20ヶ国くらいの紙幣を持っています。それぞれにデザインの特徴があって、コレクションとしても面白いですね。

では、又のお話を楽しみに。