昨日の日曜日は佐世保でLED照明の講演会。今日は長崎県庁でLED照明のプレゼンテーション、その後長崎市内の電設会社で設計担当や営業担当の皆さんとLED照明の勉強会。その後長崎空港のある大村市に移動して、やはり大村市の電設会社で社長さんを始め工事担当の皆さんとLED照明の勉強会。今夜は長崎空港の近くのホテルに泊まって明日の朝には飛行機で東京に戻ります。夕方から長崎では雨が降り出しました。やっぱり「長崎は今日も雨だった」です。でも昨日も今日も多くの人たちが最近話題のLED照明に対する関心が高くて、多くの質問や、提案があったことで、私たちが目指しているCO2の削減、地球温暖化の阻止に向けた行動は間違っていないと心強く思いました。私たち人間は旧石器時代から灯りを手に入れ、夜の暗闇でも行動できる道具を使ってきましたが、人間が今まで利用してきた灯りは、全て物質の持つエネルギーを一度「熱エネルギー」に転換してから「光エネルギー」にして利用するものでした。その方法では「熱エネルギー」に転換する余分な工程で「エネルギーロス」をしていたのです。しかし自然界には「熱エネルギー」へ転換しなくても、直接「光エネルギー」を出すものが存在します。そうです、皆さんが良く知っている「蛍」やある種の「くらげ」、「夜光虫」などは熱を伴わない灯りをもっていますよね。発熱しなくても光を出せる技術、これが理想の灯りです。まさにLED照明は、電気エネルギーを熱エネルギーに転換せずに光エネルギーに転換できる理想の照明です。電気の消費は従来の照明器具のおよそ半分で、従来の照明器具と同等の明るさを手に入れられるんです。つまり照明に使うエネルギーを半分に削減して、CO2の排出をおよそ半分に出来るのです。まだまだ価格が高いという大きな難点がありますが、人間が今の状態でCO2を出し続けていれば、地球の温暖化は更に進み、20年後には岡山県辺りが沖縄と同じ気候になると警告されています。私達の子供や孫の時代に美しい、住みやすい地球を残してあげるためには、何としても地球の温暖化は止めなくてはなりません。その為には暮らしの中でのエネルギーの使い方をもう一度考え直して、見直さなければなりません。皆さんも是非一緒に考えてみてください。

今日は楽しい旅行の話から、すっかりずれた話になってしまいましたが、また次からは「美しい地球の旅」の話に戻りましょう。次回をお楽しみにね。