今日は、天草から東京に戻りました。今月の地方回りは今日で一応終了です。それぞれの地域の皆さんお世話になりました。

さて、皆さんは世界の三大瀑布と言われる滝をご存知ですか。カナダとアメリカの国境にある「ナイアガラの滝」、ブラジルとアルゼンチンとパラグァイの三国に国境を接する「イグアスの滝」、そしてアフリカにある「ヴィクトリアの滝」の三つが世界3大瀑布と呼ばれています。その中でも一番有名なのがナイアガラで、日本からも多くの観光客が毎年訪れる有名な滝です。私も二度ほどナイアガラには行きましたが、その迫力は半端ではありません。日本で有名な日光の華厳の滝や那智の滝のように一筋の滝が落差の大きな景観を作っているイメージとは全く違います。まるで地の果てに大きな海が落ち込んで行くような巨大さで、恐怖すら感じます。

前回ブラジルのパンタナール大湿原を紹介しましたが、そのパンタナールを流れる河を東にたどり、下っていくと大西洋になるのですが、その途中がイグアスの滝になります。その巨大さはナイアガラの比ではありませんでした。パンタナールを訪れた帰途にイグアスに寄ったのですが、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイの三国の国境に接するイグアスの滝は、最大落差80m、幅4km、滝の数は300を数える巨大な滝群でした。幅4kmに渡って延々と滝が続く様相を想像して見て下さい。
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中でも圧巻は「悪魔の喉笛」と呼ばれる場所で、下の写真のように圧倒的な水量が轟々と流れ落ちる様は、正に飲み込まれてしまいそうな恐怖すら感じさせる大迫力です。遊歩道を伝って直ぐ近くまで行けるのですが、滝の轟音で互いの話声など全く聞こえません。ただただ大自然の持つ驚異的な力に圧倒されるだけで、人間の存在などちっぽけな物だなと感じさせられます。
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ボートで滝壷の近くまで行けると言うので、行くことにしましたが、しぶきを浴びるのでフードつきのビニール合羽を着て、救命胴衣を着けて、船に乗りました。滝壺に近づくまでにも流れの急なところがたくさんあって、ボートは木の葉のように揺れます。やっとの思いで滝壺の近くまで行き、船長の巧みな操船で滝のしぶきがざぶざぶと掛かるような近さで滝を見上げると、これが水なのかと信じられないような圧力を感じます。

まさに以前に訪れたナイアガラの滝が小さく感じるほどの巨大な滝でした。

陸地に戻って、ブラジル側の観光歩道を歩くと、対岸のアルゼンチン側、パラグアイ側が見える展望台が有ります。日本人は国境と言うものを意識することはありませんが、大陸で国境を地上で接している国々に住む人は、このラインを超えれば他国なんだと言う事を当然の事として意識しているんだなと、改めて感じました。

世界3大瀑布の内の二つを制覇したのですから、次は残ったヴィクトリアの滝を是非見に行きたいと思っています。さて、どんな滝に出会えるのか、今から写真やビデオを見ながら楽しみにしています。

誰か一緒にアフリカまで行きませんか。
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