前回お話をしたブラジル中部に広がるパンタナール湿原、広さは14万平方キロ、多様な動植物の宝庫としてその雄大な自然美と、壮大な落日、満点の星空を求めて近年多くのエコツァー観光客の人気を集めているスポットです。鳥類665種、魚類262種、哺乳類95種、爬虫類162種、両生類40種の生存が確認され、世界自然遺産に登録されています。気候は10月から3月の雨季とそれ以外の乾季に分かれる熱帯サバンナ気候です。私が訪ねたのは12月です、毎日のように壮大なスコールがありますが、それ以外はからっと晴れて、草原の端に太陽が沈む落日の美しさは言葉に表せない壮大さでした。
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ブラジルの国鳥に指定されているたくさんの種類の美しいオウムがそこかしこの樹上にとまっていて、バードウォッチングが好きな人には、よだれが出そうな鳥の楽園です。
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ワニ類も比較的おとなしくて、管理されている観光スポットではそばまで近づいても安心です。
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植物もたくさんの種類があり、シーズンごとに美しい花を見せてくれます。
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毎日、プールで泳ぎ、乗馬で散歩をし、釣りに明け暮れ、マンゴー等の豊富な果物を楽しみ、まさに地上の楽園でした。

ある日同行の人達と牧草地で遊んでいるときに、西の空の端に奇妙な飛行物体を発見しました。一箇所にじっと静止してたかと思うと、突然直線的に移動し、またピタッと静止します。大きな鳥かなと思ったのですが、鳥にしては考えられない動きをします。同行の人がデジカメで撮影し、ゲストハウスに戻ってパソコンで再生し、拡大をしてみたら、何とハット型をした、SF雑誌なんかでよく見るUFOとそっくりな形です。大騒ぎになり、牧場の従業員に来てもらい見せたら、彼は事も無げに、これはUFOだよ、ここらでは昔から良く見るんだよって言うではありませんか。僕は今まであまりUFOの存在を信じていなかったのですが、拡大写真で確認する限り、間違いなくハット型をしており、鳥ではありません。とうとうUFOを見てしまったのです。皆さんは信じてくれますか。

ちなみにこの写真は帰国後にブラジルで撮影されたUFOの写真としてある雑誌に掲載されました。

それ以来僕はUFOの存在を信じることにしました。

とにかく何もかも雄大で、普段目にすることの無い動植物に会えて、おまけにUFOにも出会えるかもしれないパンタナール。是非皆さんと一緒にゆっくりのスケジュールで行きましょうね。