日曜の夜にF1のサウジアラビアGPがありました。
初戦のアブダビGPでは前評判通りレッドブルが
速かったのですが、F.アロンソが3位に入り
テストから好調だったアストンマーティンの
速さが本物だったことが照明されました。
今回のサウジアラビアGPの予選でも
アロンソは3番手のタイムをたたき出し、
2位のドライバーが10グリッド降格に
なったことで2番手からのスタートに
なりました。
スタートの位置にはコの字のスターティング
ボックスが描かれていますが、
大ベテランのアロンソともあろうドライバー
がスターティングボックスから大きく
ハミ出して停めていたため
スタート後に5秒のタイムペナルティが出され
ました。
これについてはタイヤ1本分ずれて停まって
いるので仕方がないことですが、その裁定
が下るまでにスタートから30分以上かかり
ました。
そして1回目のピットインの時にペナルティを
消化する際に、ピットクルーがジャッキをセット
して
5秒待ってからジャッキアップして
タイヤ交換を行いましたが、ジャッキをセット
したことが「作業」に当たると判定されてしまい、
ペナルティの消化が不十分として、再度ペナルティ
が課されることになりました。
もう一度ピットに入ると大きく人為を落として
しまうので、ゴール後のタイムに5秒加算される
ことを見越して後続と5.1秒のギャップを広げて
ゴールして、2戦連続で3位表彰台を獲得しましたが、
表彰式後に「10秒加算」ペナルティが課された結果
4位に降格してしまいました。
これに対してチームが不服申し立てを行い、過去に
ジャッキをセットしていてもペナルティが課され
なかったことがあることなどを
証拠として提出した結果、裁定が覆り3位が確定
しました。
今回の事で、どこまでがピット作業に該当する
かが曖昧なことが分かったので、早急に条文を
修正するなどして、こんなドタバタを繰り返さない
で欲しいです。
今回の事はそもそもアロンソがあんなに豪快
にピットボックスからハミ出して停めなければ
良かっただけなのですが・・(笑)
まぁこれで通算100回目の表彰台獲得と
いう事と、今年のアストンマーティンの
速さが本物だと分かりましたので、
これからのレースも楽しみです。