今シーズンのスーパーGTはRCFから
LC500にベース車両をを変更したレクサス
の独壇場が続いています。
そんな中、あまりに遅いNSXの救済措置
として、ミッドシップのハンデウエイトが
29kgから14kgに軽減される事になりました。
本来、スーパーGTは全車FRレイアウトで
行くことに決まっていて、レクサスもニッサンも
それに合わせたマシン作りをしていましたが、
ホンダだけがNSXの市販車と同じ、
「ミッドシップ」
や
「ハイブリッド」
にしたいと言い出して、他のメーカーは
それを認める代わりにハンデウエイトを
積んで車重を重くすることで性能を調整
していました。
ホンダは参戦初年度の2014年にも、
HVシステムのオーバーヒートが一向に
解決出来ず、主催者側からホンダのみ
「特別性能調整措置」
によってなんとか戦えるようにして貰った
と言う事があります。
そんな中、NSXがようやく発売された昨年、
スーパーGTのマシンからは、モノにならなかった
HVシステムが下されています。
自分達の我儘でMRレイアウトやHVを搭載
しておきながら、それがモノに出来ないから
と言って、ハンデの軽減を2度もしてもらうのは
完全にアウトだと思います。
少なくとも見ている側は、これでNSXが
速くなったとしても、それはNSX自体の
実力で速くなったのでは無い事が分かっている
ので、ホンダのファンであっても微妙なのでは
ないかと思います。
もう出来もしない事はせずに、他のメーカーや
本来のレギュレーションに合わせて
FRレイアウトのマシンを開発するか、
そうでなければ辞めるべきだ思います。
F1の方も参戦開始してから3年経っても
未だに他のメーカーにパワーも信頼性も
追いつくことが出来ず、自力でトラブル解決
が出来ず、ライバルのメルセデスと
「コンサルタント契約」するともウワサ
されています。
こんな風に、自力で問題を解決出来ず、
主催者やライバルに頼らないと
やっていけないようなら、F1と国内レース
から撤退して、アメリカの方とMotoGP
だけに専念した方が良いのではないかと
思います。
お情けで救済してもらってばかりの状態は
元ホンダユーザとして、とても見ていられません。
