椅子取りゲームかっ！

今年の開幕戦からＦ１の予選方式が

変わります。


今までも何度か変更されていますが、

これまでで一番最悪だったのは、

前回のレース結果の悪い人から順に

１台ずつタイムアタックする方式だった

時です。


これはコースが渋滞せず、タイムアタックに

集中出来る事と、後半の方が路面に溶けた

タイヤのゴムがコーティングされてグリップが

上がるので、勝者の特権として一番有利な

最後に邪魔されずにタイムアタック出来る

と言うメリットがあります。


・・が、デメリットも多くて、いくら速い

ドライバーでも、前のレースをリタイア

してしまうと、次の予選の走行順が

不利になり、結果予選順位が振るわず、

レースでも不利になると言う

「負のスパイラル」にハマってしまい、

ここから抜け出すのは１レースでは

ほぼ不可能でした。


その他にも予選の途中で雨が降ってしまうと、

後から走るドライバーは何も出来ずに

予選順位が下がってしまう事になるので、

これが今までで一番最悪の方式だったと

思います。



今は予選をＱ1　、Ｑ2　、Ｑ３と分けて、

遅いドライバーが少しずつ脱落して行き、

最後のＱ３は残った１０台でＰＰを掛けて

タイムアタックする方式です。



それが今年はＱ１、Ｑ２、Ｑ３に分けて

ノックアウト方式で行う所までは同じ

ですが、Ｑ３が始まって７分後に

その時点で１番遅いドライバーが

１台脱落し、これ以降９０秒ごとに

１台ずつ脱落するという方式に

なりました。


Ｑ３も同様に１台ずつ脱落して行き、

最後に残った１台がＰＰと言う、まるで

椅子取りゲームのような方式になります。


この方式はトラブルが起これば全く

タイムアタック出来ずに敗退して

しまいますし、予選の最後で逆転する

という醍醐味が失われてしまいます。



開幕戦の予選はチームもオフィシャルも

見ている観客も大混乱するのでは？