冷温停止状態だった東電の福島第一原発の
電源が故障して1、3、4号機の使用済み
核燃料プールの冷却がストップして
しまっています。
今の状態は核分裂の連鎖反応は止まって
いて発電はストップしていますが、核燃料
から出る「崩壊熱」を冷やすために
電気を使って冷却し続けている最中でした。
これは何も福島第一原発に限った事では
無くて、現在発電を停止している全ての
原発にも言える事なので、発電をしない
原発を維持するために、逆に電気を
使っている状態です。
福島第一原発は震災の際に地震と津波で
全ての電源が失われた事がこのような
状態を招いてしまった原因ですが、あれから
2年経っても対策が出来ていない事が
改めて判りました。
東電も良くない事だと判っていながら
対策が出来ない所に今の原発の状況の
深刻さが表れていると思います。