「家電エコポイント制度」について、
会計検査院から
「制度の目的とは逆にCo2排出量が
年間で約173万トン増えた。」
と言う発表がありました。
これは当然の事で、買い換えて
効率が良くなる分よりも、
今まで持っていなかった人が
新たに購入した人の増加分で、
対象の家電を購入すると、新規でも
買い替えでも関係無くポイントが貰える
という制度のミスです。
家電ですらこう言う結果なので、
クルマの「エコカー減税」も、買い換え
るだけでは無くて、新たに購入する人の
助けになってしまい、エコロジーという
意味ではマイナスなんじゃないかと、
から思ってます。
そもそも、エコの代表と思われている
EVやHVカーなどは、ユーザーが
運転する分にはガソリンを使わなかったり
使用量が少ないので、その分Co2排出量が
減りますが、HVシステムの製造や廃棄の
工程で、普通のクルマよりも大量の電気を
使ったり、多くんのCo2を排出する分
クルマの製造から廃車までのライフサイクル
全体を見ると、むしろ環境に悪いのではないか
と思います。
結局何事もそうですが、ある一部分だけを
切り出して論ずるのは違うんじゃないかなって
思います。
それ以上にエコという言葉で、エコロジーと
エコノミーをごちゃまぜにしているのが
大間違いだと思います。