今年は6戦終って6人のドライバーが
優勝するという大混戦のシーズンですが、
その一番の原因は、使い方の難しい
ピレリタイヤにあります。
昨年から、ある一定の周回数を過ぎると
急にグリップが無くなって、崖を転げ落ちるように
順位を落としてしまうタイヤでしたが、今年は
さらにその傾向が強くなっています。
中国GPでは終盤まで2位を走っていたライコネンが
タイヤ交換のタイミングが遅れて、あっという間に
14位まで順位を落としてしまった程です。
その気まぐれな特性のせいで、今まで優勝したチームも
なぜ優勝できたのかが判らないような状態です。
これを混戦で面白いという人もいるんでしょうが、
上手く使うと順位を上げる事が出来るんじゃなくて
使い方を少しでも誤ると一気に順位を落としてしまう
ようなタイヤは、シーズンに向けて準備してきたチームや
ドライバーに対して失礼だと思います。
今シーズンはマシンのノーズに段差があって
見た目もカッコ悪いし、レースも人為的過ぎて、
余り楽しめません。