イエメン旅行記【8日目】
砂漠ツアーにそれなりに満足したドバイの夜もあけ、いよいよ最終日。
何をするかしばし考えたあげく、金持ちの町の方に行ってみる事に。
私が泊まってるデイラ地区というのはとにかくホテルが沢山ある。
安宿の中心地はやっぱりここになるのかな?
それに対して、金持ちの町とは、そんなデイラ地区からクリーク(川)を渡ってしばし進むと見えてくるバール・ドバイ地区と呼ばれる所(多分ね。ドバイよく知らないのよw)。
町歩きは日差しがキツいので午前中早々にクリークを渡る。
クリークを渡るには橋もあるのだが、小さい船で渡るのが一般的。
15人位が乗り込み、満員になると出発する。
満員になるのにはほんの1.2分しかかからないので便利♪
無事反対岸に渡り降りようとすると・・・・・・
船を操縦していたオッサンが私を離さないwww
1時間船に乗ってクリークからドバイを見ないかとしきりに薦めてくる。
そして交渉もしていないのに、勝手にチャーター料を下げてくるw
正直興味はなぃし、客引きには乗らない主義ではあるが、バール・ドバイ地区に絶対に行かねばならない用事もないので、話に乗って見る事に。
チャーター料は1時間で80Dh。
後からガイドブックで確認したら普通に高かったょ苦笑
操縦士はパキスタン人のオトコ。
まぁ~悪い人じゃなさそぉ。
写真撮ってくれたりドバイの話からパキスタンにいる奥さんの話まで色々ペラペラ話してくれる。
ドバイはただでさえ暑いうえ、船のエンジンが相当暑くてパキ人の彼はダラダラ汗を流していた。
でもそれを拭くタオルがなく、腕で必死にぬぐっている。
そしてちょっと切なそうに
「これがオレの仕事さ・・・」
とつぶやく。
それを見て何だか切なくなってきて。。。
パキスタンに愛する家族と子供を残し、決してラクではない、賃金も高くはなぃであろうこの船の操縦を朝から晩まで、毎日毎日・・・・・・
私に出来る事は何もないけど、せめて汗をぬぐうタオルでも・・・
私が持ってるタオルで良ければ差し上げようかしら・・・何て考えていた。
そんな事を考えながら無事1時間のクリーク周遊が終わった。
約束の80Dhを払おうとするもあいにくピッタリ持ち合わせておらず、100Dh札で支払う。
パキ人「おつり・・・いる??」
私「???(意味がわからず)」
パキ人「いーじゃん。100Dhにまけてよ。ねっ?ねっ??」
タオル発言撤回~~~っっ!!!
私「・・・怒。いや、釣りくれ、釣り」
以下こんな会話が3分程。
別に20Dhくらいいいんだけどさ、ここでまけたら日本人が良いカモにされちゃうと思って頑張ったよ、アタイ。
何とか20Dhを取り返し、機嫌悪く船を降りる。
よーやく、バール・ドバイ地区に到着するも、あんまり面白くない・・・
普通の店が多いからね。
デイラ地区にある町並みとの違いを見出せないわけさ。
まぁ、見所をちゃんと調べてこない私が悪いんだけどね。
暑いからタクシー乗りたいのにつかまらない。
仕方ないから歩く。
汗だく。
というのを数回繰り返し、疲れきってマックでランチを食べ、バージュ・アル・アラブの写真だけ撮ってバール・ドバイ地区を後にする事に。
・・・結局貧乏人にはあわなかったんだよ、コノ町は・・・
この時点でまだ15時とか。
帰りの飛行機は深夜2時。
困った・・・・・・
しかたないので、ドバイ最大のショッピングモール「シティーセンター」でひたすら時間を潰す。
ドバイはお金をたんまり持って行って、エステだとか、買い物だとか目的じゃなぃとやっぱりちょっとつまらないかもね。
もしくは他の首長国に行くとか。
あっ、一応説明しとくと、ドバイはアラブ首長国連邦という首長国の集まりの1つで、首都はドバイでなく、アブダビです。
そんなわけで、何とか時間を潰して空港へ。
と、そこにイエメンで出会ったおばきゅさんと再び遭遇!
すげーなー帰国日一緒だったんだ。
最後にそんな偶然の出会いもありつつ無事帰国。
あんなに汗ダクになって歩き回ったのに、体重は全く変化なしでしたとさ。
ちーーーーーーーーーん。。。。。。