6日目からは特に大きな変化はなかった。
ごく普通の日常を過ごす。
ただ、9日目の朝方見た夢は忘れられないものだったので、そして、無事届けられたようなので備忘録として。
あまりにも夢の内容が重たすぎ、ふとんガバッと腕で振り払い、目が覚めた。時計を見たら午前3時過ぎ。少しの寒気。鳥肌はそのせいだろうか。
夢の内容はこんな感じ。
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どこからかこの世に生を得られなかった魂(おそらく水子の魂)らしき水色の丸いモノが僕のところに来て、「あなたの龍をください」と言ってきた。まだ成長途中の1匹の子龍が僕には付いていて、その水色の塊は、この世に一人でいるは寂しから、遊び相手として僕の龍が欲しい様子。僕は頑なに「嫌だ」と言い続ける。しかし、水色の塊の圧がもの凄く、「分かりました」と喉元まででかかった。半端ない圧。その圧に耐えきれず、口に出しそうになる僕。その一言を口にすればスゴく楽になることは分かっていたが、僕は絶対に子龍を渡したくなかった。更に水色の塊からの圧がかかる。更に、更に・・
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ここでガバッと目が覚めた。
心臓はドクドクと激しく脈打ち、頭はパニック状態。
迫り来る水色の塊が頭の中で映像化される。
どうしよう、どうしよう、どうしよう・・・。
だんだん頭が冴えてきて、午前3時すぎの真っ暗闇の部屋の天井に向けて、僕は一つの提案を口にした。
「あなたは一人であの世へ行く勇気がないのでは?未練があるのは分かるけど、あなたはまたこの世にやって来られるはず。だから、今回は僕の龍と一緒にあの世の入り口まで行くといい。でも、龍は絶対にあげないから」
この提案を受け入れてくれたのか、優しい空気が流れたような気がした。僕は明るくなったらやるべきことを頭でまとめた。その後は気持ちも楽になり、すぐに眠りにつけた。