とあるデザイナーさんが居る。
会社を長きにわたり支えてきた御年66歳の方。
今は第一線を退かれ、息子に仕事を託している。
社長という役職は、子供からの強い要望で退いてはおらず、
息子の仕事をサポートする形で現状いらっしゃるよう。
その方が、すごく久しぶりに会いに来てくれた。
今はこんなことをやっているから、僕の話に乗るように
昔こんなことがあってねぇという話もしてくれた。
暇という言葉を使わなかったけど、時間は持て余し気味の様子。
だったらと、ネットの世界にはワンコインで仕事を引き受けてやるモノがある。
空いた時間を利用してやってみたらどうかと提案してみた。
今までのキャリアから十二分に仕事が入るだろうし、時間を持て余すこともないと思って。
彼からは”NO”という言葉が帰って来た。
何故なら、
「安価で引き受けてしまうという事は、デザイナー業界に対して失礼だし、
それはきっと、本来やるべき人が居て、その人に任せるのではなく、
こちらに仕事を振られるという事は、人の仕事を横取りしている事になる。
それに、そんな値段で引き受けるのはプライドが許さない。」
最後の言葉にグッと魅かれた。
この言葉を言えるというのは自分に、自分がやって来た事に自信があるから。
こういう男になりたいと、強く思う。
また、近くにロールモデル発見です。