しばらく間が空きましたが、こちらのブログの続きです。


Y先生の外来日。

この1ヶ月前に、胸部外科であったことなどをY先生に伝えた。


婦人科のY先生や子宮内膜症外来で診ていただいた先生方からは、肺に関しては「月経随伴性気胸」だと診断されていますが、

気胸の手術を受けた胸部外科では、

摘出した右肺の一部(1箇所のみ)からは、

子宮内膜症の組織が見当たらず、自然気胸とされて。

ただ気胸以外にも、生理周期に重なって胸痛や血痰の症状や、CT検査の画像上には、両方の肺に結節影が細かく複数確認できるので、喀血タイプの肺子宮内膜症ではないか?という話。


気胸に関しては、術後再発しておらず

胸部外科的には、自然気胸と。

気胸の治療の総本山であるこの病院のDrがいうのだからそうなのだろう。


だけど、診察日に体調を聞かれた時に

ホルモン剤を現在服用していて、

不正出血?消退出血?が起こった時に、

血痰が出たり、胸痛が起きていることなどを先生に伝えた時などに、


「手術の時に取った部分から子宮内膜組織が出なかったから、その症状は違うんじゃ無いか」と、

最近否定的な言葉を医師から言われたことや。


子宮内膜症外来は、子宮内膜症では無い患者はすぐに紹介元に帰される例がほとんどだから、

私の場合もそうなんじゃないか?と疑われてしまった件などのことを、ついY先生に相談してしまった。



Y先生は、これに対して


子宮内膜症って、言うならば炎症性の疾患なのよ。

だから摘出した部分に炎症性といった結果が出ればほぼ子宮内膜症だと判断できるんだけど、

内膜症を専門にみてる領域のDrが病理の時に、一緒にみてないとわからない場合もあるかな。


あと何度も気胸を起こしていた部分を摘出していると思う(私も同じ説明を胸部外科の先生から聞いている)んだけど、

何度も気胸を起こしているということは、生理のタイミングで、そこにあった内膜組織が穴が開いたタイミングで排出されちゃうのよ。

その排出されちゃった部分をみたところで、内膜症が確認できませんというのは、当たり前の話で


手術後の病理検査で、内膜組織が確認できないから月経随伴性気胸ではありません。

子宮内膜症ではありませんというのは、

ちょっと違和感のある言い方というか、婦人科の見解としては違うでしょってなってくる。


あと肺に子宮内膜が飛ぶ原因として考えられるのは、

ひとつは、横隔膜(特に右側)を子宮内膜組織が下側から破って進出して気胸を起こすパターンと。

もう一つは、リンパを通って流れ着くパターンがあると、Y先生も話されていた。


私が、胸部外科で検査入院をして、局所麻酔下で受けた胸腔鏡検査のときに、右側の横隔膜には全く異常が無かったんです!

横隔膜に異常が無いから月経随伴性気胸ではないとも言われたこと(名医のK先生は違った)を伝えたら


Y先生は、ちょっと中をみただけじゃなくて、

癒着が見つかっていたら、そこを剥離した先に内膜組織がある事が多いんだけど。

そうなると全身麻酔で手術じゃないと、深く追えないよね…

わかる先生が検査も担当していたら、すぐにわかる流れなんだけど…ね。と。


あとは、リンパから子宮内膜組織が流れて肺に生着したパターンがある。

Y先生的には、私の場合はリンパから子宮内膜が流れていって肺に生着した方じゃないかな?って。


 骨盤のMRI画像をみると直腸子宮内膜症の病変付近のリンパが目立っている箇所があるから、

そのリンパから流れていったのでは?とも言っていた。


肺の件に関しては、もしかしたら、この病気にあまり詳しくない先生が診断した可能性はありそうだね。というのがY先生の見解。 


この見解も医学界では否定的な考えを持つ専門の先生も多いから、こういう見解を持つ医師もいる程度に捉えてねって言ってた。



そういえば胸腔鏡検査のときも、助手でK先生が入ってはいたけど、実際に検査の手技をしていたのは、若い研修医っぽい先生だったな…^^;


K先生の方はその場で、横隔膜に異常が一見見られなくても月経随伴性気胸を否定しなかった

(これは、手術してもっと細かく診てからじゃなきゃだめだよ。あと、その他の結果もあるでしょうと言っていた)


喀血タイプの肺子宮内膜症の可能性があるのでは?と、検査後診断したのもK先生だった。


若手の先生の方は、横隔膜が無事だから

月経随伴性気胸ではないですね!!と言ってた。


その検査後一晩入院になるのだけど。

同じ検査で他に入院してた人達と私では、検査後

あきらかに、K先生以外の先生の対応が私に対しては雑になったのがわかって辛かった。

同室だったから、いやでもその差を感じる会話の内容が聞こえてきていた。





Y先生から稀少部位子宮内膜症となると、

婦人科だけの領域だけじゃなくて、

腸なら消化器外科(ちなみにこの婦人科の入っている病院は元々大腸の専門病院なので、私も直腸に関してはこちらの消化器外科で、定期的に診てもらっている)


肺なら呼吸器外科か呼吸器内科の先生との連携がどうしても必要になってくるのだけど、

そちらの専門領域の先生がどこまで、この稀少部位子宮内膜症の知識があるかによってしまう面があるから…


胸部外科は気胸の治療には特化しているのは事実だから、気胸を起こしてしまったら、再度お世話になりますっていう付き合い方で良いと思う。

普段は、婦人科で稀少部位子宮内膜症を診た経験のある医師の元で管理を受けた方が良いと言われた。


幸いY先生はその点、私以外にも似た例の稀少部位子宮内膜症の担当患者さんが、他にも数人居るそう。


稀少部位子宮内膜症となると、

かなり稀な例になるから、

婦人科医でも、なかなか実際の患者さんを診たことの経験のある医者は少ないかもしれない…とは話していた。



この日、薬が

ジエノゲスト0.5mgに変更になった。

1日2回12時間おきに飲む必要があるので、

飲み忘れに要注意※