一平(香取慎吾)がテレビ局を辞めた背景は意外に深いものでした。
ドラマ「日本一の最低男」10話
一平(香取慎吾)は、大江戸区の再開発計画をめぐって区長の長谷川(堺正章)や、民政党の衆議院議員・黒岩(橋本じゅん)と対立。民政党の公認候補として区議選に出馬することを拒否し、無所属で“大江戸区長選挙”に出馬すると宣言。
いよいよ選挙戦に突入
選挙告示の前に、ひまり(増田梨沙)と朝陽(千葉惣二朗)を都(冨永愛)に預けます。
依然として意識が戻らな正助(志尊淳)を見舞い、「おれ、これから最低になる」と意味深なことをいう一平。
告示前に支援してくれた地域住民の応援も、告示日近くに「解散」と支援を断る一平。
一平はこれから起こるトラブルを予想して、みんなに迷惑を掛けないように、自分から遠ざけているように思えました
まもなく、一平がテレビ局時代にパワハラが原因で退職した、というニュースが掲載されました
SNSには批判のコメントが殺到。
被害者が亡くなったというデマまで飛び交います。
取材に来た記者たちにそういう事実はないと訴える一平。
「被害を訴えている人がいる、イコール加害者がいる、じゃないから」といって、記者たちがろくに調べもしないのに、加害者と決めつけて攻撃する姿勢を批判しました。
一平からパワハラを受けたと訴えた野上(ヘイテツ)は、現在は人気動画配信者となってました。
野上にメールを送った一平は、野上と生配信で対峙することに。
一平はパワハラではないけど、感情的に野上に声を荒げてしまったと謝罪
野上は「そんなことではくて、事件や事故の被害者にコメントをとりに行くのが苦痛だった」と言いました
一平はそんな野上の気持ちを察することができずに「仕事を舐めてる!」と批判していたのでした。
それから遺族のコメントを取材するのは必要か?とか、テレビ局を辞めた後、一平がやっていることを見て、野上が心を動かされたこととか、二人は腹を割って話すことができました
この二人の会話が、現実でも起きていることを鋭く突いていて、視聴者にも考えてもらいたい内容だなと思いました。
一方で、たくさんの情報が散乱していて、いったい何が真実なのか、見極めるのは本当に困難な時代になったと感じました
一平はパワハラの認定についても言及したあとで、「これは正真正銘のパワハラだ」と言って、長谷川区長のパワハラ動画を流しました
真壁(安田顕)って、区長側についてるように見えて、実は一平の味方だよねという大方の予想はは当たりでしたね。
パワハラの現場は真壁が撮っていたものと思われます。
ライバルの区長のパワハラ現場を流して、手放しで喜べるわけでもなく、伯父である区長を裏切った真壁は渋い顔。
一平もここにたどりつくまでに、嘘の涙を流したり、結局は心無い動画配信をする人たちとある意味同じ立場になったわけで、
「これから最低なことをする」と言ったのは、こういうことだったのかな?
このドラマいろんな社会問題を各話であげていて、ちょっと薄っぺらいなと感じたこともあったのですが、今回は凄く深い内容で、ぐっと来ました
次回最終回が楽しみです。