分娩
凄い力で子宮の中にグリグリと手を入れられながらの内診の後
①先生が上から押し出して助産師さんが引っ張り出す
②器具を使って引っ張り出す
③帝王切開
と進める事になり、上から押される時の練習を数回。
よだちゃんにも伝えられ、押し出す方式までは立ち会えることになった。
『見た目には荒っぽく見えるかもしれませんが大丈夫です』と言われたらしい…。
聞いていなかったら、あれを見たら止めてたと思うって後から言っていた。
一度目は助産師さんが上から押したけれどやはり力が足りない感じ。
二回目からは先生が上から押し出し、渾身の力を込めて三回目で頭が、四回目にヌルっとした感覚のあと
赤ちゃんが誕生した。
ほんの1~2秒後に鳴き声がして…“えっ?こんなダミ声で良いの?”が正直な気持ち。
身体を綺麗にしてもらっている姿を見ても放心状態で、五体満足かどうかだけが気になった。
頭の上でよだちゃんが泣いているのか、しゃくりあげる音はしていたけれどそれを見上げる気力もなくて…。
一番に抱かせてもらっていたよだちゃんが赤ちゃんにかけた言葉は『こんにちは、はじめまして』だった。
その後胎盤を出し、見せてもらうと予想以上の大きさと青紫っぽい色にビックリ!
一旦よだちゃんが外に出され、切開した部分の縫合や出血量を計ったりしてもらった。
切る時は気持ちが昂っていたのか痛みを全く感じなかったけれど、縫う時はチクッとした痛みを感じた。
担当医の先生だったからスムーズに事が進んだように思うし、安心して全てを任せられた。
『先生の時で良かったです』って本心からお礼が言えた。
東京、多治見、陽子に連絡をしたよだちゃんも呼び戻され、分娩室で親子三人で2時間ほど休憩。
おっぱいを前にした双葉ちゃんが、何も教えていないのにチュパチュパ吸い始めたのには驚いた!
と同時に“出るのかな?”と摘まんだ胸からピューッとおっぱいが飛んだのには私も助産師さんもビックリ!
『日曜日に産まれるんだよ』って突然言い出したレイナの大予言が的中した事も重ねてビックリ!!!