おはようございます



楽しい3連休も最終日



平日並に早起きしてしまいましたが(笑)今日も楽しみます



先日読み終えた1冊をご紹介します



とっても面白かったのでオススメ


瀬尾まいこさんの『僕らのごはんは明日で待ってる』



主人公:亮太
兄の死以来、人が死ぬ小説ばかりを読み自分の殻に閉じこもって生活していた。ニックネームは“イエス”。



小春
天真爛漫な性格。既婚男性と母親の間に生まれ、父親とは会ったことがなく母親は幼少の小春を残しいなくなってしまった。



小春は殻に閉じこもる亮太を救い出し、付き合い結婚。幸せな未来を思い描いた矢先、小春の身体に異変が生じ…というストーリー



以下はいつも通り気になったフレーズの抜粋です



長いのでお付き合いくださる方だけご覧ください(´ー∀ー`)



「…ステーキだって映画だって漫画だって好きな相手だって、一緒だよ。最初からなければ、素敵な思いも楽しい思いもできないけど、でも、なくなった時の悲しさも味わなくてすむだろ。最初からなければ、終わりが来ることもないんだから。俺は、そのほうがいいかなと思ってしまうんだ。そんなのだめだってわかってるけど、いやなんだ。いい思いと悲しい思いを比べたら、絶対悲しい思いのほうが大きいから。どれだけ楽しい思いを重ねても悲しみにはかなわないし。うまく言えないけど、そうなんだ」



「考えてもわからないことは考えてもしかたないのかもしれない。」



「なんでもオープンにすりゃ、誠実や思ってるなんて、若気の至りや。あほらしいで」



「しっくりくるくらい誰かと仲良くなって、一緒に何かができるようになれば、もっとずっといいってわかってるのに、それをやる根気がないんだ。しっくりさせるのに心を費やすくらいなら、一人で動いてしまう。面倒くさがりだから」



「わかってるよ。かわいそうなんて言葉、ちっともぴったりこないし。でも、こういうことを聞いた時の反応って難しい。気の利いた言葉も思いつかないし、何言ったって的外れになってしまうしなあ」



「俺は一瞬にして眠りこんだ上村(小春)を追いかけるように目をつむった。」



「だけど、それなのに、簡単に近づけた分もろいんだ。一緒にいる時間が増えれば、あちこちがほころんでいくんだ。そうでないとおかしい。なんてことをどこかで考えていた。」



「本当の病気を知らない人間ってなんだかんだ言うだろう?仕事が大事だとか未来だ夢だ責任だとか。だけどさ、僕はここで二十年以上働いてるけど、驚いたことに今まで目の前の命より大事なものなんて見たことがない。たった一度もだよ」



「だからさ、小春には思いついたことは口にしてみる。もし、それがうまく伝わらなくて傷つけたりしても、俺、悪気はないから。どんな言葉でも、小春のこと考えてかけてる言葉だから。それは知っておいて」



「会いたい人とか一緒にいて楽しい人って何人かいるけど、でも、いろんなことを平気にしてくれるのはイエスだけだって。」



以上です



お付き合いくださった方、ありがとうございます



ではでは