大山街道から外れて、三之宮比々多神社に着いたのは午後4時15分前。
神武天皇6年(紀元前655年)の建立と伝わり、祭神は神話に出てくる神様や日本武尊。大山が神体山とされています。
この梵鐘は昭和25年(1950)に作製されたもの。
その前には染谷太郎大夫時忠を祀ったという銘文入りの梵鐘があったけれど、太平洋戦争の金属資源回収の供出により失われたとのこと。
染谷太郎時忠?聞いたことあるわと思ったら、先ほど行った比々多神社(子易明神)を勧請した人。
藤原鎌足の玄孫(孫の孫)であり、大山を開いた(また東大寺の初代別当でもあった)良弁僧正の父。
このように出会ったことが繋がるのって、とっても新鮮で嬉しい。
伊勢原駅で何気なくいただいたチラシはこれだったのですね。
『比々多 一万年の旅』
願い事を書いて大きな勾玉(ホント大きい!!)を磨きます。
どうか世界が平和になりますように。
古墳時代のものでしょうか、大きな甕にも驚かされます。
パネルで要所をおさえた説明があり、出土品もふんだんに展示されています。が、もう閉館時間を過ぎている。
一木造りの狛犬。製作時期は12世紀。神奈川県では一番古く、全国的にも最古級のものだそうです。
もっとゆっくり観たいけれど、時間ですよー!
三之宮神社を出たのは16時20分(12月2日)。
館の人に教えていただいた通り、神戸(ごうど)バス停に出て、伊勢原駅行き?いえ、鶴巻温泉行きの方が先に来るのでそちらに乗って帰りました。
天候に恵まれ、2ヶ所の太田道灌の墓所にも行かれて、「NHKの大河ドラマに太田道灌を!」と思うミーハーなムラヤマフジコちゃんには満足度の高い大山詣ででした。おまけの三之宮比々多神社もとても良いところでしたよ。