村山浅間神社から先は本格的な山道となり、とても一人で登る自信がありません。
山仲間3人に同行をお願いしました。
前日富士宮に泊まって、2008年8月16日、標高500mの村山浅間神社を出発。
村山みちでお会いした富士市の観光ボランティアガイドの会のA.K.様も、朝5時という早い時間なのに見送りに来てくださいました。
標高840mにある札打ち場跡の大ケヤキです。ここまで来るのに1回間違えました。
標高1800m付近のヒヨドリバナの中をアサギマダラが文字通り群舞乱舞しているのには驚きました。
ここまで来るのに、また1回間違えました。
村山浅間神社からの登山が決まった7月に、「富士山 村山古道を歩く」の著者・畠堀操八様にメールでご挨拶したところ、地図や資料を次々と郵送してくださいました。
8月16日の村山古道の登山予定をお知らせすると、
「村山浅間神社の大祭の後に、新六合目の宝永山荘から村山古道を下るから会えるかもしれない。」というメールをいただきました。
標高1860mの笹垢離で休んでいたところ、お仲間と下りていらして、初めてお目にかかったのです。
持参していた「富士山 村山古道を歩く」にサインをして頂き、少しの会話の後、登っていく私たちに手を振って見送ってくださったのでした。
畠堀さんたちとお別れしてからは、倒木を跨いだり潜ったり、倒れた幹の上を歩いたり、ワイルドな登山道を登り続けて、やっと標高2400m辺りの、宝永山と駿河湾を見渡せるガレ場に出たのは午後5時半頃。
標高500mの村山浅間神社から、標高2500mの新六合目まで(この区間を村山古道と言います)、2000mの標高差を、本には約10時間かけて登ると書いてありましたが、私たちは13時間かかりました。
へとへとでしたが、苔庭(1350m付近)やアサギマダラの群舞、スリリングな登山道はなかなか魅力的で大いに気に入り、夢中になったのでした。
その日は新六合目の宝永山荘に宿泊し、翌日は村山古道を下って、西臼塚駐車場に出ました。
(つづく)
今日の風の強さで桜は散ってしまっていると思っていたら、あにはからんや強風に揺れながら、ご覧の通りまだ咲き誇っておりました。 (4月2日 木場公園)