続きです。
シリンダーヘッド部分からの
オイル漏れもあり
それを修理することになったGSF1200。
作業を進めていきます。
一先ずオイルを抜きます。
少々汚れ気味ですね。
板パッキンに
なぜか液体ガスケットの併用…。
何かやったのかな？？？
エンジンを分解するために
周りの部品も外していきます。
キャブ。
納車整備時には開けていない様子。
キャブが不調だと
エンジンオイルの汚れが早くなったりもします。
キャブは分解整備するか
検討しましょう。
プラグ。
全体的に濃い感じで
ウエッティな感じが嫌な感じ。
そしたら
ヘッドカバーオープン。
カム山をチェックしておきます。
吸気 1番。 かじり少々あり。
色々と言われていますが
適正なタイミングで
良質なオイルで
交換していても
なるものはなる
という気がします。
が
予防しないよりした方がいいのは
絶対なので
良いオイルでこまめに交換を
というのは不変だと思います。
吸気 2番。
吸気 3番。
吸気 4番。
排気 1番。 細かなかじりアリ。
排気 2番。 同上。
排気 3番。 同上。
排気 4番。
ロッカーアーム側は
すべてこんな感じで
大きな問題はないと思います。
カムホルダー。
いくつかに
こんな感じの強い当たり痕。
これを交換しようとすると
ヘッドASSY交換に…。
変な研磨なども出来ない箇所なので
軽ーく均しておきます。
で、ヘッドを外して
燃焼室は4つとも
こんな感じです。
プラグの状態と同じ感じですね。
で、ヘッドは脇に置いておいて
シリンダーを外します。
シリンダー内に錆痕。
長期保管車に良くある症状です。
保管場所や状況によって
変わってきますが
長期間クランキングしないと
こうなります。
4ストは2ストに比べると
吸排気ポートとシリンダー内までの距離が
大きいので
なりづらいと言われているようですが
なるものはなります。
30年前の走行距離の限りなく少ない車両
と
30年前のそこそこの距離ですが、定期的にメンテされて大事にされている車両。
選ぶならどっち？
正解は人それぞれ違って当たり前ですが
自身が何を求めるか
これが大事かと思います。
話がそれましたが
簡単に
（と言っても手間暇かかりますが）
綺麗にできるものから
綺麗にします。
これが
こう。
調子良く
永く乗りたいという
ご希望に応えるべく
地道に進めます。
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