続いて
キャブのご報告です。
エンジンは問題なく始動しておりましたが
オーナー様からの指示により
分解清掃ではなく
オーバーホールを行うことに。
このキャブは
冷却水が廻っており
ヒーターの役目をしていますが
前述の通り
水廻りの腐食が酷く
やはりキャブ廻りのウォーターラインも…。
地味に
コツコツキレイにしてあげます。
連結部分のゴムホース類も
お疲れなご様子。
まぁ、20年という時間が流れていますから
仕方ないですね。
アイドルスクリューも
何やら作動が悪く
確認してみるとまっ茶…。
ワイヤーカバーも
クラックが入っているので
剥がしてしまいます。
中は錆だらけ。
しっかりと錆を落として
グリスを塗ってあげ
ホースでカバー。
さらにコーティングホースをかけてあげて
修繕完了。
本当は交換がベストなのですが
メーカー廃番品なので
こうせざるを得ないのです。
キャブの中身には
ひどい腐食などは見られませんでした。
過去に開けた経歴はあるようです。
で
各部に部品をバラして
チェックしていきます。
当店の納車整備も含め
通常は
こういった連結部分まで
分解点検をすることはあまりありません。
もともとこういった部分から
燃料漏れなどがない限り
あえてバラシて部品交換をすることはないので
当店で納車整備をする際には
お客様には
「キャブレターのオーバーホール」
ではなく
「キャブレターの分解清掃」
という表現を使用しています。
当店の判断で
「交換しない」としている訳で
納車後に何かあった場合には
もちろん当店が責任をもって
フォローさせて頂いています。
しかしながら
車両オーナー様からの
ご依頼の場合
「分解清掃」なのか「オーバーホール」なのかで
やる事が変わることもあります。
そのやる事は
当店がより良いと思うことをご提案させて頂きますが
「やる」 「やらない」 を決定するのは
オーナー様です。
当店で整備を行い、販売する車両ではないので
当店の勝手な判断で
勝手な作業を行うことは
出来ないわけです。
なので
オーナー様が考えている作業内容と
当方が行う作業内容に
ズレが生じる事のないように
物事を進めていかないと行けない訳です。
なので
今回はオーナー様のご意向により
「分解清掃」
ではなく
連結部分などのゴム部品も
この先のことを見据えて交換する
「オーバーホール」 を
行いました。
まぁ
ユーザー様も
当店も
「いい状態にしたい☆」
という方向は一緒だと思うので
難しいことではないですけどね☆
続く。
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12月29日（日） 16：00 でクローズです。
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