昨日のお仕事
…。

久しぶりにお客さまにはまりました

別に嫌いじゃないけどね

ご高齢のお客さま。
しかも、昨日は出来ない手続き。
暑い中来て大変だろうから、お茶を出して少しロビーで休憩されてから帰ることになりました。
何度同じ説明をしたかしら…。
そして、何度お客さまから同じ話をされたかしら

手続きが出来ないことは、納得されたのですが、
1人暮らしをしているとの話から、なぜか生い立ちを話してくれました。
ここからが、まさかのエンドレス

戦時中の話から始まり、ご兄弟が学徒出陣された話。
遺骨が戻ってきた話。
東京大空襲を池袋で受け、必死で逃げた話。
戦争はもう二度とあってはならないと。
そんな話から、結婚した話。亡くなったご主人のこと。
娘さんや息子さんの話。
さらには、旦那様の愛人やら、そんな深い話まで
とびっくりするほど



私何度も何度も、学徒出陣の話聞きましたよ

旦那様のお話も、妹さんの嫁ぎ先や、娘さんの旦那様の職業まで。
もう全て覚えてしまうほど

でも、そのたびに、
あ~。そうなんですか。
大変な時代でしたよね。
そうですね~。
今では考えられないですよね~。
とひたすら相槌を打つ打つ。
でも、○○様は今もお元気で何よりですよね。
と言ったり、
あとは、同じ内容のおうむ返し。
さすがに1時間の接客は疲れました

けど、なかなか聞くことの出来ない戦時中の貴重なお話を、まさか職場で聞くことになるとは思わなかったから、
お客さまとの時間に感謝もしています

なんせ、昨日はお盆でお客さまが少なかったので、一人のお客さまとお話ができたけど、
これが忙しいときなら無理だったろうな

手続きは昨日は出来なかったけど、お話ができて満足して帰られたお客さま。
それはそれでよかったのかな

ところで、私の仕事って何なのかしら

ま、お客さまに満足してもらえるなら、それでいっか
