近頃、やっと命に限りがあることが分かってきて、やり残しのないように生きることがリアルになってきました。
いまのような毎日が、ずっと続くような気がしていて、そうすると終わりのないような錯覚を覚えていたのです。
世の中には、倫理転生のような考えかたもあるし、命というか、魂のようなものはずっとずっと、続くような錯覚を覚えていました。
そんななか、私がよく行く飲食店の店主の方がふと「あなたはもう生まれ変わらないよ」と言っていました。
その瞬間、生きていることに限りがあるんだ、と今さらながら、ありありと実感することとなり、急に生に愛着が湧き出したのです。
眠っていた感性のさまざまなものが、現実に向けて再起動したような。
若い頃の五感のまま、地に根をはって世界をみれるような、なつかしい新鮮な気持ちになりました。
心と体が完成するというのは、いつかは死ぬことが理解できて、やり残しのないように精一杯日々過ごすこと。
納得することしかやってはいけないし、たくさんの人を許さないといけないし、役にたったり、優しい気持ちになってもらったり、ごはんを食べて貰わないといけない。
自分ができることで、誰かを幸せと想えるようにしないといけない。
やり残したと思って死なないように、時間を抱くように過ごさなければならない。
ならないお話ばかりですが、自分に関わるすべての人を少しでも幸せにしないと、私は後悔すると思う。
それに気づけたから、良かった。
毎日を大切に過ごすんだ。