大前研一さんが経営コンサルタントとして書かれた本が
「企業参謀ノート」。大ヒットした本書ですが、遅ればせながら、まずは[入門編]を読ませていただきました。


この本で一番勉強になったのは、

KFS=Key factor for Success

簡単な例では、コーヒー豆の事業なら、どの地域のコーヒーをどれだけ押さえているかで、収益性が変わってくるということ。

当たり前のことのように思えますが、企業として何を重点的に考えるべきか、また投資をするか等の判断に、このKFSが最重要だと、大前さんは語っています。


フェラーリの例では、どんなにセールスマンや広告宣伝費を捻出しても、シェア、収益性は拡大しない。フェラーリで最も重要なのは、優秀な設計者やデザイナーであると。


それぞれの事業でKFSは違ってくるので、普段からKFSは何なのか?ということを念頭において、成功している企業や失敗した企業を眺めると、たいへん勉強になるなと思いました。


最近、健康に悪いイメージがあるのでマクドナルドに行かないのですが、単に健康食ブームだからといって、マクドナルドでヘルシーなものを売ればいい…という訳ではないのですよね。

つまり、私はモスバーガーに行けば満足する訳で、マクドナルドは他にやることがある訳です。
お子様セットの充実とか、より大量のポテトを揚げるシステムの開発、古くならない油を導入するとか。


KFSは、流行に影響して、簡単にブレてはいけないのだなと。



内容が濃い割に1日で読めてしまう厚さではありますが、他にも、印象に残る章がたくさんありましたので、
覚書代わりに記載します。


・ 判断を「特定職制のもの」という認識から、「社会全体のもの」だという認識に変えよ

・ 決定に対して、誰も当惑することなく、逆転できるようにする

・ 制約条件が一切ないとしたら、どんな可能性がでてくるか、常に考え



・ 減益の際は、「売上=マーケットサイズ×シェア(%)」で売り上げを分析する

・ 職業組合などによって価格統制されているところにチャンスがある
 (独占化により価格を決めているマーケットにもチャンスあり)

・ 勝つためにはシェアが重要。上位メーカーは「モグラ叩き戦法」下位メーカーは「地域集約化」が成功の鍵

・ 時にはKFSを飛び越えた思い切った賭けが必要

・ 企業の「成長→収益→減退」ライフサイクルに合わせて、事業戦略の濃淡をつけ



大変面白い本でした。次の[実践編]も早く読まなきゃー


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