母がクモ膜下出血になりまして。その1


母がクモ膜下出血で倒れました。
今回は記録の為にも日記に残していこうと思います。

2012年6月8日(金)

金曜日はたまたまケータイを見ていなかった。
金曜日の授業も終わり、疲れた体で学校帰り。
駅のホームについてからふとケータイを見ると

母 12:49 着信あり
兄 13:13 着信あり
兄 13:43 着信あり
兄 14:31 着信あり
兄 14:52 着信あり
兄 15:13 着信あり
兄 16:35 着信あり
兄 16:36 着信あり
兄 16:40 着信あり

この時点で、家に何か良くないことが起こったのだと察っした。

電話してみると、兄がでた。

「母がクモ膜下出血で倒れた」

足が少しすくんだ。でも最悪交通事故か医療事故にあったと思っていたので
なんとか正常に駅のホームに立ったまま、正気を保てた。

聞いた概要は以下の通りだった。

-------------------
母が昼、社員食堂でご飯を食べていると、急に頭痛と吐き気、僧帽筋に痺れが走り
吐き気に耐え切られず吐く。
(ココから母の証言)
戻ってくるとすぐさままた吐き気を催し、トイレにて吐く。
戻ってきたところに師長さんが車椅子を用意して運ばれる。
吐き気がおさまらないことから、CTを取って貰うとクモ膜下出血を確認。

その頃の血圧は170mmHg

(ココから医者の説明)
内頚動脈と後交通動脈の脳動脈瘤破裂。

人間ドックにはいっても、ちょうど血管同士が交差している箇所で
見つけづらいとの事。
他に怪しい箇所が無いことから、この部位を患部と診断。
明日の6月9日9:30から手術開始。

脳周辺の手術なので
術後7日間は血管れん縮が高確率で発生。

手術中も、以下の危険性があると話される。
・後遺症ナシで社会復帰
・左側が出血したので、右半身麻痺
・出血多量で最悪の場合死に至る

その後2~3週間は経過を観察する。
・認知症
・麻痺

頭にしばらくはチューブをつけ、水がたまらないようにするが、
その後に起こるのは
・水頭症

-------------------

兄と話し合い、これらの症状は
少なくとも手術が終わらないことには分からないので
とにかく明日の手術が終わることを待つしかなかった。

その日のうちにICUに入ることができ、
母は目をさましていた。

顔の左半分を苦痛にゆがめたまま、必死に右目でコチラを見ていた。

応答はうなづかなくて良いというのに、うなづき返す母。

自分は、これから長い看病が続くのだと覚悟した。