Kojiの思いを伝える手段~ブログ | ラーメン 時々食を語る

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ラーメン界の風雲児と呼ばれる男を知り尽くした人間が、ひっそりと開いたブログ

 久し振りに麺屋こうじのブログを見た。すごいね。18日だけで、30もの発信がされている。驚いたのは、当然Koji本人からの発信もあるが、店長や、スタッフからの発信のすそ野が非常に広がっていること。数えてはいないが、多分30人ぐらいが、1日おき、あるいは毎日麺屋こうじのブログに発信をしているのではないだろうか。 
 思えば、Kojiがグル―プのメンバーにブログ投稿の声を広くかけたのは、昨年の秋ごろか? 当時は、皆忙しさもあり、更新するのは、数名のみ、5日連続で、Kojiのみの投稿というのもあった。でも、既に自分でブログ等をやっていたスタッフや、独立したメンバーが徐々に積極的に投稿するようになり、今や1日に優に投稿20を超える日が常時である。まさしく、麺屋こうじグループの活動を世に発信する有効なツールとなり、それ以上に、グループ内での情報交換の場に見事に成長したと感心させられる。
 何年も前になるか、 グループの従業員何名かと、個別に話す機会があった。彼らは、麺屋こうじの店舗が10数店舗になって入ってきた人が多く、いわば、Koji本人が厨房に立っていた姿を知らない人たちだった。彼らとの話の中で、幾度か出てきたのが、Kojiさんはすごい人なので、個人的な話なんかできない、というものであった。店長であれば、毎晩売上報告で、多少話すこともあるだろうが、恐れ多くて、その時に悩みなぞ相談できない、ということだ。時には、Kojiさんは経営者だから、店長サイドの気持ちは分からないのでは、とまでいう者もいた。
 青山君や、治君、哲君、究君などは、佐貫創業期の、Kojiの苦労をしてきた下積み生活を知っており、 Kojiの厳しい言葉や、態度は、その時代に培われたものであることを理解しているから、何を言われても、Kojiについて行こう、という気持ちに何の揺らぎも生じない。しかし、その時代を知らない人からしてみると、グループのトップにいるKojiから、厳しいことを言われると、何を、現場のことも知らないで、ということになってしまうのだ。そういう状況を私的にも、まずいと思い、電話でKojiと話した時に、「Kojiもたまには、厨房出たら」と言ったことがある。当然、その時は笑って一蹴されたが、経験上、小さな会社を大きくしていく過程で、もっとも重要なのは、トップと、それを持ち上げるスタッフとの心のつながりだと思っている。給料や待遇が良く、人を集めても、そこに心が無ければ、人はまた、金で離れていく。麺屋こうじの強みは、Kojiと従業員スタッフとの強固な心のつながりであり、それを武器にそれまで大きくなってきた、それが今ほころびがとけ始めてきたのではないか、という危惧を感じた。Koji的にも多少はまずい、と思っていたのだろう。毎晩の売上報告の他にも、店舗への顔出しや、スタッフと電話でのコミュニケーションを頻繁にしていたようだ。それでも、組織が大きくなって来れば、それにも限界が生じるし、ましてや、全国はおろか、世界にまで手を広げていこうしている昨今、物理的にも難しくなってくる。
 ここで、前にも言ったが、Kojiの素直力なるものが出てくる。恐らく、どこかの飲食のグループの社長に聞いたのだろう、ブログを使えば、グループ内での意見交換もできるし、トップの考えも伝えやすくなる、といったようなことを。Kojiのことだから、その瞬間、携帯に手が伸び、ブログの立ち上げをスタッフに命じていたと思う。
 正確にいうならば、グループでのブログは、既に立ち上がっていた。しかし、実際その投稿は、、数人のメンバーでのみされており、恐らくグループ全体のスタッフには浸透していなかったのだ。だが、Kojiが真剣にブログを活用することを皆に伝えてから半年、見事に活性化するに至ったのだ。
 恐らく、このブログで、ここ数年にKojiグループに入ってきた人たちも、Kojiがどんな人たるかは、多少分かってきたのではないだろうか。恐らく、Kojiが生まれてから、昨年の初めまで書いた文章の量と同じくらい、この半年で、文章を彼は書いているのではないだろうか。それほどまでに、自分を皆に知って欲しいし、皆からも発信して欲しい、その思いは強いのだと思う。元々文章を書くことさえも苦手だった人物が、その思いを伝えたくて、毎日毎日忙しい合間を縫って投稿しているその姿を、思い浮かべるだけでも、頭が下がる思いだ。