本日午前、いよいよ独立までカウントダウンの始まったN君と会う。 ここ2年で一気に行列店の仲間入りを果たした彼だが、経営者となると、これまでと同じ考えではいられない。ましてや、金融機関と取引をするとなると、人気店だから、とか、TVに出ているから、という理由だけでは、簡単に借入することはできない。 まさしく、ヒト、モノ、カネという面から経営者に成り得る人物か、ということを判断される。 これまでも、グループから多くの人が独立していったが、幸い人気店グループということもあり、大概の店舗はスタートダッシュが好調である。しかし、先の点に難ある経営者は、たちまちの内に経営難に陥る可能性が高い。Kojiが目指すのは、息の長い成功である。たった数ヶ月多少のまとまった金を手にすることは、全く成功とはいえない。 実に当たり前のことで、誰もがその通りと言うのだが、実際に独立を考えている人と話すと、結構分かっていないことが多い。まぁ無理もない、人を惹きつけるラーメンを作ることのみ日々考えている彼らだ。だからこそ、いわば、客観的な目で見ることができる、第三者たる私の立ち位置があるのかな、と思ったりする。 結構厳しいこともいうので、多少意気消沈することもあるが、彼らの独立へ向けての熱い思いは、それをすぐにかき消す。その熱い思いに触れることができるから、私もまた「思い」を持って、彼らに接することができるのだ。