更年期を健やかに過ごすための一助としてプラセンタ療法があります。

今回は更年期障害に保険適応のあるプラセンタ注射:メルスモンについて書いてみます。

 

プラセンタとはご存じでしょうが胎盤のことです。

歴史は古く非常に安全な薬剤であることがわかります。

 

われらの「医学の父」ヒポクラテスも治療に胎盤を利用したという記録があります。

クレオパトラは若さを保つために、

秦の始皇帝は「不老不死の妙薬」として使用したと伝えられています。

 

漢方では紫河車(しかしゃ)と呼ばれ、

加賀の有名な漢方薬「混元丹(こんげんたん)」にも紫河車が含まれています。

 

この胎盤を科学的な医薬品に進化させたのは旧ソ連の医師たちでした。

冷蔵保存した胎盤のエキスを体に注入すると、人間の細胞が刺激され、

傷ついた組織の再生や病気の回復が劇的に早まることを突き止めました。

1930年のことです。

 

この組織療法が日本に伝わり、日本国内で研究が進み安全な注射薬開発につながりました。

こうして更年期障害の治療薬「メルスモン」が1956年に誕生しました。

1970年代になって安全性や効果が確認され健康保険が適用される正式な医療用医薬品となりました。

 

ですから45歳から55歳で更年期障害の症状があれば、保険診療で治療を受けることができます。

 

それ以外の年齢の方も自費診療で注射できますのでご安心ください。

 

次にプラセンタ(メルスモン)の効果について説明します。

作用機序はまだ十分明らかではありませんが、動物実験において
細胞呼吸促進、創傷治癒促進、抗疲労などの諸作用が認められています。

 

プラセンタ製剤にはアミノ酸以外に、さまざまな機能を維持するうえで必要な成分が含まれています。

核酸関連成分やビタミン、ミネラルなど様々な成分が含まれているのが特徴です。

 

このようなことから様々な効果が期待できます。

ホットフラシュがある

朝起きても寝た気がしない

疲れ切って朝から体が動かない

肩こりや腰痛、関節痛がある

このような方に向くように思います。

 

ホルモン補充療法や漢方薬、標準的な対処療法で効果がない時には、プラセンタも考慮してください。