ガンセンター・大学病院・有名大病院は、ガンの治癒を簡単に諦めて
しまいます。それは何故なのでしょうか?
手術ができなければ完治は無理で、抗がん剤による延命治療しか
ないと考えているのです。だから、早期発見・早期治療で手術が可能
な患者ばかりを望んでいるようにしか見えません。
「ガンは早期に発見すれば、治る病気です。」とどこかの広告に書いて
ありましたが、それならば末期発見では治らないということでしょう。
では、早期発見で手術ができ、臓器や組織をガンごと切り取ってしまえば、
ガンは治癒したということになるのでしょうか?
それは、大いなる誤解ではないでしょうか。
早期に胃がんが発見され、胃を全摘あるいは亜全摘したところで、
胃がんが治ったとは到底言えないのです。胃がなくなっただけのことです。
人間が本来備えている、臓器や組織を摘出してしまうことで、
ガンが治ったなどというのは、人間がただ生きていればいいという
幼稚な発想でしかありません。
最近は乳がんが増加しています。早期発見で即手術すればよいような
雰囲気がありますが、そんなに甘い話しではありません。温存手術
などというと、「乳房を温存できる」と思っている人は多いようですが、
その形は変わってしまいます。それは医師の間では当たり前のことですが、
そんなことすら十分に説明されず、手術してから後悔するケースも多いと
聞きます。脇の下のリンパ節まで取ってしまえば、腕は腫れ、
その後の生活には大きな支障をきたします。
そもそも、この国では病院の治療方針に従わないと、患者さんはその病院では
厄介者になってしまうのです。医者の頭の固さには呆れてしまいます。
そしてろくに説明もしてくれなくなる。私は患者さんのそんなボヤキを
飽きるほど聞いてきました。
「手術はできません。抗がん剤も効きません」と某有名病院で言われた
すい臓がんの患者さんが、私のクリニックを訪れました。代替医療で治療
しました。その某有名病院でCT検査をしたところ、5㎝のガンが2㎝に
なっていました。その某有名病院医師は「今なら手術できます!」
何を言っているのか!?前言はどうなったのだ!
患者さんはどうしていいか分らなくなってしまい、混乱する一方です。
医者は患者さんとはまったくの他人です。医者がその患者さんの人生に
責任を持ってくれることはあるはずもないのです。医者の言うことを聞いて
手術したのに、再発・転移し結局は治らなかった・・・
こんなケースは掃いて捨てるほどあります。それでも医者は
「仕方がない」で終わりなのです。