3月に開催した講演「群馬を描く歴史小説」の時、いただいた質問があります。当日、答えられなかったものが多く、申し訳ありませんでした。

ですので、このブログにてお答えさせていただきます。

多分、数回続きます。

 

 

質問 最近「銅の軍神」の入手し、読破しました。新田義貞のこと身近に感じました!講演会楽しみにしています。

 

ありがとうございます。

そして、ご購入いただきまして感謝です(ご購入でよろしいんですね)

私が義貞を最初に取り上げたのは、大学の卒業論文でしたから、随分と長い付き合い?になっています。

歴史的に名将、凡将と評価が定まらない武将ですので、身近に感じる方がいて嬉しい限りです。

 

 

質問 歴史的な資料が少ない人物の場合、どのように人物造形してますか。

 

少ない場合はけっこう勝手に作っていることもあります。

逆に創作の幅を広げたいので、あえて少ない人物を選ぶこともあります。

過去の作品で大谷吉勝(『関ヶ原群雄伝』)、津田信澄(『本能寺将星録』)とかはそんな感じでした。

少ないと、描きにくさを感じることもありますが……

 

『猫絵の姫君』の岩松武子さんも資料はあまりないです。洋装の写真からイメージするとか、象徴的な逸話を使うなどあります。

 

井上(岩松)武子写真(鹿鳴館時代で37歳頃)

基本的にはこの写真を20歳前後にしたイメージです。

 

 

論文の場合を、使えない逸話も、目を瞑って?使ったりしています。

多く資料のある人でも、井上馨などは、自分のイメージで描きたいときは、あまり資料をみないこともあります。

 

 

質問 執筆する時間帯はいつですか

 

昔は夜が多かったです。

深夜に執筆途中で、ラーメン食べに出たりしていました。その若さは、どこに行ったんでしょうか……

最近は生活リズムを崩さず、朝起きて、昼間に仕事して夜寝る……

校正とか長いと体調を崩すので。今は一日執筆5枚、次の日も5枚、、とかで。

校正の終盤は昼夜が関係なくなります。そのために、体調は整えておかないと、です。

 

 

質問 智本先生は群馬県ご出身とのことですが、差支えないようでしたら群馬のどちらのご出身かお教えいただけないでしょうか。

 

差し支えすぎますw

かなり昔は……前橋駅前近くに住んでいたような、いないような。

近所に横浜銀行の前橋支店がありまして、『銅の軍神」 の海北銀行はそれがモデルです。付近に銀行の社宅もありましたね。

 

なお、彰子のような子に会ったことはありません。

 

 

 

続きます。