ようやく公開されたシン・ゴジラ、新宿のプレミアイベントのLINE LIVE中継から、舞台挨拶まで、MCでお邪魔しました。
新宿のゴジラロードでは、本作にも出演しているマフィア梶田さんと一緒に。
ペルソナでご一緒する機会が多かったのですが、この日もいろいろと助けていただいて…その出で立ちからは想像できないくらい愛らしくて、紳士で、優しくて、大好きになってしまいました。
弟と同い年(87年生まれ)と聞いて、びっくり。
サングラスをとると、仏のような優しいお顔立ちで、更にびっくりでした。
公開日の29日の舞台挨拶は六本木にて。
ロビーでは、これから世に送り出す緊張感と、やっと作り終えたという開放感に溢れた、不思議な空気が漂っていました。
樋口真嗣監督は、実は以前から共通の知人を通してお知り合いだったので、頼もしかったです。笑
長谷川博己さん、竹野内豊さんは、自身の、そしてお互いのキャラクターからいろいろなことを感じられたようで、役作りってよく聞かれるけれど、作っていないんだよね…(育てるという感覚のようで…)といったお話が印象的でした。
舞台挨拶でキャストさん一人一人のお話を聞いていると、虚構の世界を通して、現実以上に現実を考えて、それを潜り抜けて今日ここにいるのだと、感じました。
未見の方もいらっしゃると思いますし、私のようなものがあれこれと言えるものではないのですが…
未知の恐怖に対する人類の描かれ方は、今この日本で、この時代だからこそ感じられるものがたくさんあります。
実在する場所が徹底的に壊れたり、政府の対応がきちんと描かれたりと、現実より現実的に感じると言いますか、観ると言うよりは体感するような感覚で、庵野監督が何の先入観もなく楽しんでほしいと仰ったそのままに、ゴジラとしてはもちろん、ひとつの日本映画として、存分に味わっていただきたい作品です。
目の前の相手や物事と真剣に向き合うその姿には、今の自分の在り方を考えさせられたり…ゴジラとの戦いだけでなく、会議のシーンは、やっぱり面白いですよね。