あえて書く必要もないのかもしれませんが、どこかに留めておきたいなと思いまして…
普段のおちゃらけた内容とは異なりますので、目にした方はなんとなく、こんなことがあったのだなという感じで読んでいただければ幸いです。
今日はTBSニュースバード時代にお世話になった先輩、黒木奈々さんのお通夜に行ってきました。
同僚の中村亜裕美ちゃんと。
未だに実感がわかなくて、先程までずっと亜裕美ちゃんと、奈々さんのお話をしていました。
奈々さんって英語もフランス語も話せるの凄いよね、また一緒にごはん食べに行きたいね、みたいな感じで。
奈々さんにはニュースバード時代にとても親しくしていただいて、時折やりとりをしたり、
会おうと思えばいつでも会えると思っていたからこそ頻繁に会っていなかったような…身近な存在ながらも少し高尚と言いますか、
次にお会いするときは私も胸を張れるくらいのお仕事をしていなければ!等いろいろ考えているうちに闘病生活に入られて、
元気になったらお茶をしようね!なんて約束をしていました。
そのうち~とか、近々~とか、果たせていない約束ってたくさんありますよね。
奈々さんご自慢のお父様が、奈々さんそっくりで凄くかっこよくて、たくさんお話をしてきてしまいました。
あれ?私、こんなに奈々さんのこと好きだったの…?と自分でもびっくりするくらい。
眠る姿はいつもとお変わりなく、ちょっぴり微笑んでいて、この方はこのまま歳をとらないのだなと、
お別れを告げに行ったはずなのですが、まだ実感がわかなくて、どこかにいるような気がして、ふと連絡をとってしまいそうな、そんな気分です。
式場にはニュースバード時代にお世話になった方々がたくさんいらしていて、やはり皆さん、奈々さんに会いたかったのだなと思いました。
日経CNBC時代にお世話になった江連さんとは入れ違いだったようですが、
ニュースバード時代の真壁さんや、柴山さん、曽根さん、黒塚さん、声が大きな部長、スタッフさん、皆さんいらっしゃいました。
泣いても仕方ないし人の死に実感なんてわかないよと慰められもしましたが、
確かに自分のことでなければ、実感って難しいものですね。
奈々さん自身も実感なんてないだろうなと、今はどんなことを考えているのかなと。
死って何だろうと考えたとき、こうして忘れられることなく記憶に刻み込まれる場合は、ずっと生きていることになるのではないかなと。
当分は実感もわかないと思いますが、とにもかくにも、みんな、奈々さんのことが好きだったのだなと、そんなことを感じた不思議な一日でした。
こういうときによく言われるような、奈々さんのぶんまでどうこう…とか、まだそんなことはとても考えられません。